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【こんな映画でした】402.[わが青春のフロレンス]

2023年 1月 3日 (火曜) [わが青春のフロレンス](1970年 METELLO イタリア 111分)

 マウロ・ボロニーニ監督作品。オッタヴィア・ピッコロ(撮影当時20歳)がメテロの妻エルシリア、メテロをマッシモ・ラニエリ(撮影当時19歳)。ネオレアリズモの延長上にある作品と言えるか。時代は1880年から25年間、場所はフロレンス(フィレンツェ)。1861年成立のイタリア王国の治世下。

 労働運動のリーダー格であった父親を持つメテロが、成長するとやはり父親と同じ道を歩むことになる。つまり労働運動と監獄での往復に。オープニングシーンは監獄から出て来るメテロの父親とその妻(母親)。そしてラストシーンは同じ監獄から出て来るメテロとそれを迎えるエルシリア。子ども一人を連れて。ただそのお腹は大きくなってきている。

 女優が魅力的でメテロの母親役は、Manuela Andrei(as Adele Salani)、メテロを誘惑する年上の女性ヴィオラにルチア・ボゼー(撮影当時38歳)、隣家の若い妻イディナにティナ・オーモン(撮影当時24歳、DVDケースの写真は彼女とマッシモ・ラニエリ)。

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