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【こんな映画でした】908.[ウエスト・サイド・ストーリー]

2022年12月 3日 (土曜) [ウエスト・サイド・ストーリー](2021年 WEST SIDE STORY アメリカ 157分)

 スティーヴン・スピルバーグ監督作品。1961年の[ウエスト・サイド物語]のリメイクということになるか。マリアにレイチェル・ゼグラー(撮影当時20歳)、トニーにアンセル・エルゴート(撮影当時26歳)。

 結論から言って、消化不良の感。どうしても旧作と比較してしまうからだが、オープニングシーンからして驚かされる。いきなり汚い街並みから始まるのだ。まもなく撤去されるスラム街ということで。最近観たばかりのアントニオーニの[赤い砂漠]を想起させられる。映画のジャンルはまったく違うのに。リアリズムで行こうというのか。

 画質もブルーレイなのに良くない。これはブルーレイとかいうよりも、撮影の仕方によるものかもしれない。また別の場面ではハレーションが入っていた。それはそのような効果を狙ってというよりは、入ってしまったという感じ。それを編集でもカットしてないということ。それ以外でも照明の当て方に疑問を感じるところもあった。色彩感はあるが、その色彩が綺麗に映し出されていない感じがする。

 スターのいない映画とも言えるか。オーディションで選ばれたということだが、なかなか華のある俳優はいないものだと思う。そしてスター主義というのも一概に否定できないものだ、とも。

 購入したDVDには「4KUHD」というのが同梱されているのだが、ただ今の所、当方にはそのプレーヤーがなく、当分は観ることができないようだ。もちろん4K用のモニターも必要なので、何年先になることやら。
 とまれ、時間をおいて、もう一度観てみよう。

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