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【こんな映画でした】58.[ミスティック・リバー]

2021年 1月16日 (土曜) [ミスティック・リバー](2003年 MYSTIC RIVER アメリカ 138分)

 クリント・イーストウッド監督作品。11歳の少年たち3人が路上でホッケーをしていて、その内一人が誘拐され性的暴行を受け、その四日後に戻ってくる。そこから一挙に25年後に飛ぶ。この3人の25年間の人生の有様は、少しずつ明かされていくことになる。

 性的暴行を受けたデイブ(ティム・ロビンソン)は、やはりそれがトラウマのまま。結婚して息子もいるのだが、折にふれ、かつてのことがフラッシュバックする。そして深夜、酒場からの帰途、少年にいたずらをする男性を見つけ、袋叩きにしてしまう。血まみれになって帰宅したことから、妻に致命的な誤解を与えることになるのだった。

 ジミー(ショーン・ペン)の25年間は犯罪に手を染め、服役。今は娑婆に戻り、顔役として威勢を振るっている。その娘が酒場からの帰りに「事故」に遭遇し、殺されてしまう。ただちにジミーは復讐をするのだが、間違えて無実の人を殺してしまう。

 大学を卒業して刑事になったショーン(ケヴィン・ベーコン)はその町を離れているが、この殺人事件を切っ掛けに戻ってきて、あとの二人と再会することに。ここから刑事ショーンの出番である。このような事件がなければ、もうすれ違ったままだったはずなのだが。

 最終的にショーンがジミーを捕まえることになるのかどうかは、観客の想像にまかせられている。とりあえず今の今は、証拠が無いということで終わる。

 なおティム・ロビンソンは、[ショーシャンクの空に](1994)・[エンバー 失われた光の物語](2008)で観たのを思いだした。[デッドマン・ウォーキング](1995年)では監督をしていた。

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