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【こんな映画でした】255.[ジュリー&ジュリア]

2022年 4月18日 (月曜) [ジュリー&ジュリア](2009年 JULIE & JULIA アメリカ 123分)

 ノーラ・エフロン監督作品。題名の二人の女性をメリル・ストリープとエイミー・アダムス。ジュリア・チャイルドは20世紀半ば、1950年代のことを描き、ジュリーは21世紀はじめ、2003年頃のこと。この半世紀も違う内容を交互に映しだしていく。ジュリアは主に料理の本の出版のこと、ジュリーはその本を読んで実際にそのレシピを作ってみて、それをブログにあげている。

 料理の好きな人にはもってこいの映画だろう。料理を作ることにあまり興味のない人にはややつまらないか。もちろん彼ら二組の夫婦間の愛情とかが描かれもしているのだが。私には、可もなく不可もなくといったところか。

 夫が大使館勤めということで、政治状況に巻きこまれていく。ちょうどマッカーシー旋風といわれた赤狩りの頃である。かつて中国に赴任していたことがあるということで、取り調べを受けるのである。所詮、「駒」なのだと妻ジュリアに言うシーンがある。

 メイキングを観ると、彼女はアメリカでは有名らしい。彼女の家のキッチンはスミソニアン博物館に展示されているとのこと。料理本も何冊かあるようだが、残念ながら邦訳はない。

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