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【こんな映画でした】148.[ボウリング・フォー・コロンバイン]

2010年 5月 8日 (土曜) [ボウリング・フォー・コロンバイン](2002年 BOWLING FOR COLUMBINE カナダ 120分)

 マイケル・ムーア監督作品。単なる銃規制の問題ではなく、本質的な問題を提起・提示しているようだ。銃による死者が一万人を超えるというアメリカ合衆国、それが何故そのようになってしまっているのかを分析。一言でいうと日常的な「恐怖心」「猜疑心」の植え付けだろう。

 この映画のなかでアメリカ合衆国の歴史をアニメで簡潔に紹介しているが、なかなか分かりよい。納得させられる。そもそも彼らの先祖がアメリカの地へ入植するところからして常に暴力による迫害などの脅威・恐怖にさらされてきたということだ。
 その後もアメリカ本土でネイティブと、さらに黒人との関係のなかで恐怖心は強まるばかりで、とうとう銃を手放せないような心理状況・社会状況に追い込まれてきたということに。

 もちろん、マスコミや政治家がその恐怖を助長するのだ。彼らと会社経営者の利益のために。永遠に解決できない問題なのかもしれない。

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