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【こんな映画でした】27.[母の眠り]

2022年 2月 5日 (土曜) [母の眠り](1998年 ONE TRUE THING アメリカ 128分)

 カール・フランクリン監督作品。初めて。主演はメリル・ストリープ(撮影当時48歳)とウィリアム・ハート(撮影当時48歳)。娘役のレニー・ゼルウィガー(撮影当時29歳)がとても良い。彼女は[コールドマウンテン](2003)・[シンデレラマン](2005)でも観ている。

 家族の中でひとり病人が出たら、その看病のために家族が崩壊するというと大げさだが、本当に大変になる。それも男どもはダメで女性が犠牲になる。ここでもそうだが娘が仕事を辞めて帰ってこさせられ、母親の看病をすることになる。日米ともに同じ状況に驚かされる。夫(父親)の、家に他人を入れたくないという考え方も同じ。そんなことを言ってられる場合ではないのに。

 なおラストの墓場のシーンで、「MY ONE TRUE THING」を字幕で「私の愛する人」と意訳していた。要するに夫にとって妻は、「一つの真実」であったということか。誰にとっても「ONE TRUE THING」はそれぞれにあるだろう。

2022年 3月15日 (火曜) 追記。一昨日、13日の日にウィリアム・ハートが亡くなった。71歳。私と同年である。

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