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【こんな映画でした】262.[Viva!公務員]

2021年 3月 1日 (月曜) [Viva!公務員](2015年 QUO VADO? WHERE AM I GOING? オレはどこへ行く?(イタリア映画祭2016) イタリア 87分)

 ジェンナーロ・ヌンツィアンテ監督作品。とことん公務員をおちょくっている映画。その点で顰蹙を買うこともあるだろうが、本国イタリアでは大ヒットとのこと。そうだろう。行政改革で公務員の首を切っていくところなど、いずこも同じ。

 そんな中で一人ケッコ(ケッコ・ザローネ)38歳(役柄も実年齢も)、両親と同居という変人(?)男が頑張る。いや、頑張っているという意識はなく、ただひたすら公務員という地位に固執してるだけ。もちろん様々な利点があるからだ。

 そんな彼が赴任先(飛ばされた先)で出会った女性(エレオナーラ・ジョバナルディ、撮影当時32歳)と、その三人の子供たちとの暮らしの中でだんだんとまともに(?)なっていく。紆余曲折はあるが、というか最後まで公務員にこだわるが、彼女たちとの人生を選択し、ハッピーエンドに。喜劇である。

 景色としてはノルウェーの白夜や、その反対の一日中暗闇の暗夜を映像で見ることができた。これは新鮮。街並みのきれいさや、人々のノンビリした生活の在りようもいいものだ。あと、嫌味な上司をソニア・ベルガマスコ、撮影当時49歳。

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