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【こんな映画でした】319.[フェリーニのローマ]

2021年 9月17日 (金曜) [フェリーニのローマ](1972年 FELLINI ROMA FELLINI'S ROME イタリア 120分)

 購入したての英語字幕版。早口なので字幕もどんどん消えていき、とても追い切れなかった。フェデリコ・フェリーニ監督作品。1973年7月24日に東京は大塚の映画館で観ているようだ。もう記憶がない。もちろん中味についても。今回は二度目といいながら初めて観るようなものだった。

 それにしてもこのような映画だったのかというのが正直なところ。分かろうとしても、分かるものではなそさそうだ。もう出てくるシーンをありのまま観ていくしかない。シーンによってはとても短いものもあれば、長々と映し出されるものもある。

 内容的には、1931年から1972年までのローマを描いているということだ。だから軍隊・ファシストから、ラストシーンは若者たちの生態として集団で夜のローマの街をバイクで走り回るシーンまで。

 また一つ気になったのは、キリスト教についてのシーン。それがファッションショー、なのだ。結構長くいろいろ見せる。もちろんどちらかと言うと批判的な感じで。教会側にこれを受け入れる度量があったのかどうか。

 まるで何も考えずに、気の向くままにどんどん撮影していったようにも見える。もちろんそうではないようで、メイキングを観るとフェデリコ・フェリーニがそれぞれに演技をつけている。

 分かろうとせずにどんどん出てくるシーンを楽しめば(?)いいのだろう。23歳のとき私はどんなことをこの映画から感じたのだろう。またどうしてこれを観ようとしたのだろうか。

 なお知っている俳優としては、アンナ・マニャーニが本編に。マルチェロ・マストロヤンニが未公開シーンで登場していた。

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