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【こんな映画でした】513.[バレエ・カンパニー]

2020年12月30日 (水曜) [バレエ・カンパニー](2003年 THE COMPANY アメリカ/ドイツ112分)

 ロバート・アルトマン監督作品。シカゴを本拠地とするバレエ・カンパニー、ジョフリー・バレエ・オブ・シカゴを舞台にしたもの。古典からモダンバレエまでレパートリーはあるようだが、この映画ではもっぱらモダンバレエを。

 ダンサーの日常・バレエ団の運営などを挟み込みながら、バレエのレッスン風景と本番とを見せる。中でもブランコを使った女性のソロは美しい。白いコスチュームにブルーの照明が何とも言えない。

 モーリス・ベジャールのモダンバレエは見慣れているが、アメリカのものはずいぶん趣が違う。振り付けも違っていて面白い。またじっくりとベジャールのものも観てみたいと思った。

 なお映画としてのストーリーを演じるのは俳優たちで、あとのダンサーはこのジョフリー・バレエ団の団員とのこと。プロの生活は厳しい。毎日の生活をきちんと律していかなければならない。練習も二日もあけると相当ダメージが大きい、と。

 要するに引退するまでは、プロというのは毎日練習をして、身体の状態を維持していかなければならない。もっとも、そもそもは素質とセンスがなければプロにはなれない世界だ。

 主役のネーヴ・キャンベル(撮影当時29歳)も15歳でバレエのプロを諦めて女優になったとか。今回の役柄のために再び猛練習をしたとか。

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