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【こんな映画でした】418.[機関車先生]

2021年 3月10日 (水曜) [機関車先生](123分 日本 2004年)

 2010年 8月 6日 (金曜)にテレビ放映を録画しておいたのを観ている(コマーシャルが入っている分、少しカットされていただろう)。今回はレンタル落ちのDVDで観た。ただ最近の洋画で90分前後のを見慣れてきているので、123分はどうしてもやや冗漫に思える。そう考えるとこの映画ももう古いというか、昔の映画ということになる。

 島の数人の生徒たちを相手にするわけだから、その人間関係はきわめて濃密なものになる。自ずから「一生忘れない」ということになる。私ごときでも相当に覚えているものだ。そういう意味では、教師というのは良い仕事なのかもしれない。もちろん人によりけりだが。

 前回は次のように記している。
「録画しておいたのを観た。場所も瀬戸内海ということで[二十四の瞳]を連想させるが、こちらは男性教師。剣道ができるがそれがもとで声が出なくなったという設定。これを最近では[君たちに明日はない]でも主役をしていた坂口憲二が演じる。監督は[きみの友だち]の廣木隆一。

 例によってノーカット版ではないので、やや唐突なところが残るが、大筋はわかる。なんにせよ小学校の先生はいいなと思わせられる。高校ともなるとこうはいかないだろう。臨時の教師だったのでまもなく別れが来る。お定まりの別れのシーンは陸と船とで交わされるが、やはり泣かされてしまう。

 その際の子どもたちの手話での「ありがとう」は、[フラガール]での先生と生徒たちとの駅での別れのシーンを思い出させた。こちらは手話というのではなく、フラの表現なのだが。教師志望者は観ておいていい映画の一つだろう。」

 やはり教師志望者は、観ておいていい映画の一つだろう。

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