【こんな映画でした】626.[目撃者]
2020年 8月12日 (水曜) [目撃者](1981年 EYEWITNESS アメリカ 102分)
監督はピーター・イエーツで[ジョンとメリー](1969)・[ブリット](1968)あたりを観ている。ウィリアム・ハートの作品ということで、中古VHSを入手して観た。サスペンスかつ恋愛もの。なかなかの佳作だと思う。私のひいき目もあるかもしれないが。ただ実はハートの作品は、これまでそんなには観ていない。
ヒロイン・トニー役はシガーニー・ウィーヴァー。美人というのとちょっと違う魅力のある女性であった。あまりなじみがないなと思いつつ調べてみると、何と[ヴィレッジ](2004)を観ていた。そして気がつくのは難しいが[ウォーリー](2008)でアクシオム・コンピュータの声をやっていたとのこと。さらに授業で観た[1492・コロンブス](1992)にも出演していた。最後に[アニー・ホール](1977)でもラストで超端役として出ていたらしい。もう一度観てみよう。ということで、なかなか味のある女優であった。
敵役でクリストファー・プラマー。あの[サウンド・オブ・ミュージック](1965)のトラップ大佐である。この撮影当時50歳。脇役ではモーガン・フリーマン、撮影当時43歳くらい。
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二人の男性が親友として出てくるが、いずれもベトナム戦争の帰還兵。ひとりは臆病者として軍法会議にかけられ、もう一人は勲章をもらっている。この映画でもベトナム戦争の影が映し出されていたわけだ。
トニーはテレビのニュースキャスターということで、やはり特ダネを狙っている。そのトニーに画面上で憬れを抱いていた男(ハート)が、この事件に取材に来ていた彼女を見つけ、そこからこのサスペンスが始まることに。
男女の愛情のことでは、親友の妹との関係が一つ。結局、それは男女間の愛情というより、幼馴染みという感情であることに互いに気くことに。もう一つのがトニーとのもの。
ハートに言わせている。金持ちは金持ち同士で結婚する。でもトニーにもし貧しい男性と出会ったらどうするか、と。そのあたりから二人の関係が深まっていくのだが、現実にはその貧富の差というのは困難な条件だろう。トニーには相手による、と言わせているのだが。
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