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【こんな映画でした】557.[レベッカ]

2020年 4月20日 (月曜) [レベッカ](1940年 REBECCA アメリカ 130分)

 これからアルフレッド・ヒッチコック監督作品を集中して観ていこうと思っている。その最初として(もちろん過去に何作かは観ているが)。

 まずは俳優から。ローレンス・オリヴィエは名前だけは知っていたが、きちんと観るのは初めてかもしれない。意外と小柄なような気がする。マリアン役はジョーン・フォンテイン、サラッとした好感の持てる女優だ。

 モノクロなので光の陰影を上手く使った映像処理だと思う。これは他のモノクロ作品でもそうだが、良い味が出るものだ。カラーばかり観ている現在からすると、とても新鮮だ。

 原作の小説は読んでなかったので、てっきり「レベッカ」という女性はとても素敵な人なのだろうと思っていた。ところが......、というどんでん返しなど、やはりミステリーということか。そしてアメリカ映画でもあるので、まずはハッピーエンドということか。邸宅は燃え落ちてしまうのだが。

 オープニングシーンはこの燃え尽きた邸宅を、今も夢で見るという、おそらくマリアンの回顧のナレーションで始まっている。単なるミステリーに終わらず、人間というものについても考えさせられるところがある。もちろんそれはメインテーマではないので、深くまでは追求されていないが。

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