【こんな映画でした】238.[悪魔が夜来る]
2020年11月22日 (日曜) [悪魔が夜来る](1942年 LES VISITEURS DU SOIR フランス 120分)
マルセル・カルネ監督作品。なるほど、と。1485年の5月の出来事と、テロップが出て来る。ドイツ占領下のフランスでの映画製作なので、そのようなカモフラージュが必要だったようだ。ラストシーンは象徴的であり、これを観たフランス人たちは感慨無量であったかもしれない。
ユーグ公の城の中では、トランプをしたり、今のボーリングのようなものをしたりして遊んでいる。ボーリングがもうあったとは驚きだ。
あと恋人どうしが盛んに言っていたのが、結婚すると自分のものになる、ということ。主に貴族のルノーがユーグ公の娘アンナに言う。これはドイツ占領下のフランスという背景で考えたらいいのだろう。
本当の愛なら、相手を支配して所有するなどという考え方はしないものだから。なお原題は「夜の訪問者」という意味らしい。
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