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【こんな映画でした】674.[手錠のまゝの脱獄]

2020年 8月19日 (水曜) [手錠のまゝの脱獄](1958年 THE DEFIANT ONES アメリカ 97分)

 『ぼくが天国でもみたいアメリカ映画100』(淀川長治 講談社 1998年)に紹介されていた映画。スタンリー・クレイマー監督作品。[渚にて]・[ニュールンベルグ裁判]に続いて3本目。

 原題は「挑戦的な, 反抗的な, けんか腰の者どうし」といったところか。おどろおどろしい邦題だが、その方が客が入るのだろう。いつものことだ。

 主演のトニー・カーティスとシドニー・ポワチエは、まさに体当たりの泥まみれの演技。殴り合いのシーンはさすがに当たってはいないようだが。

 それにしても黒人と白人の差別というものは、実に強烈なものだ。私とてそんな客観的に云々できるわけではないのだが。どうすればそのような差別意識がなくなるのだろうか、と嘆息させられる。

 内容的にしんどいとは言え、サスペンス仕立てで楽しめる。保安官がなかなか良い脇役をしている。

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