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【こんな映画でした】849.[ぜんぶ、フィデルのせい]

2023年 2月10日 (金曜) [ぜんぶ、フィデルのせい](2006年 LA FAUTE A FIDEL! イタリア/フランス 99分)

 ジュリー・ガヴラス監督作品。コスタ・ガヴラス監督の娘とのこと、初めて。主役のアンナ9歳をニナ・ケルヴェル(撮影当時8歳か)。この子がまた凄い。凄い子役である。その母をジュリー・ドパルデュー(撮影当時32歳)、父をステファノ・アコルシ(撮影当時34歳)。

 題名の「フィデル」とは、キューバの政治家フィデル・カストロのことである。「LA FAUTE」とは「間違い・誤り・過ち」といった意味。キューバ人の家政婦がアンナに言った内容から。

 ラストシーンは、チリのアジェンデ政権がクーデターで倒され、大統領が自殺した報道がテレビで映し出されていた。直接的な指摘・批判はないが、歴史を知ればそれがアメリカ合衆国によるものだと分かるのだ。

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