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【こんな映画でした】21.[チャンプ]

2022年 1月22日 (土曜) [チャンプ](1979年 THE CHAMP アメリカ 123分)

 フランコ・ゼフィレッリ監督作品。1981年2月3日に大毎地下劇場(大阪)で観て以来。二度目。すっかり忘れていたが、このリッキー・シュローダーという子役が凄い(撮影当時8歳)。父親役にジョン・ヴォイト(撮影当時39歳)、母親役にフェイ・ダナウェイ(撮影当時38歳)。

 アイテムは競馬とボクシング、父親と息子、それと敢えて言うならギャンブルと酒。ラストも必ずしもハッピーエンドというわけではない。アメリカ映画だがイタリア人の監督だからか。もちろん同様の映画には、[ある愛の詩]もあるにはあるが。

 7歳のTJと呼ばれる男の子と、主人公の男性が親子であることは、映画が始まってまもなく分かる。しかも父親はTJを溺愛し、TJも父親を崇拝している。あたかも一心同体のように。母親はどうなっているのかはなかなか教えてくれない。しばらくして母親は死んだことになっているのが分かる。

 そして競馬場で出会った女性(アリー役、フェイ・ダナウェイ)がTJに好感を持って親しくしてくるのだが、それが伏線ということに。簡単に言うと夫婦の考え方の不一致により離婚。残された子どもを父親が養育することに。母親は別の男性と再婚。そしてTJたちは父子家庭となる。

 父親がわが子TJに見せるために今一度リングに立つことに。ラストはそのファイティングシーン。その結果として勝利してチャンピオンに復帰するも、そのまま天国へ、と。

 とまれ子役が凄いの一言に尽きるか。


このコラム「【こんな映画でした】」は。――映画を観たら、何かを感じ、何かを考えます。そんなことのメモ、――それがこのコラムです。2022年 2月

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