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【こんな映画でした】458.[死刑執行人もまた死す]

2022年10月22日 (土曜) [死刑執行人もまた死す](1943年 HANGMEN ALSO DIE! アメリカ 120分)

 フリッツ・ラング監督作品。ブライアン・ドンレヴィ主演(撮影当時42歳、[二つの顔](1935)で観ている)、相手役女優にアンナ・リー(撮影当時30歳、[何がジェーンに起ったか?]・[サウンド・オブ・ミュージック]・[わが谷は緑なりき]を観ている)。実話に基づくとのこと。チェコスロバキア、1942年のこととのこと。ナチスドイツの占領下にあっての、人々の反ナチ抵抗運動を描く。

 アメリカで作られたものであり、監督(ユダヤ人)もドイツからアメリカに逃げての製作であった。あとブレヒトも脚本にタッチしているとのこと。単なる反ナチ映画というだけではなく、しっかりとサスペンス的に観せる内容がある。

 暗殺犯の身代わりとして相当数の人々が処刑されているようだ。自首というか、名乗り出るまでは毎日殺していくということ。占領軍というもののよくやるやり方だ。

 それにしてもチェコスロバキアという国も、ポーランド同様不幸な国である。そうも簡単にドイツに侵入され、屈服せざるを得ないというのは。一体それまで何をしていたのかと素朴に思う。それともこれもやはりイギリスの陰謀なのか。

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