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「汝、星のごとく」

さて、本日も小説の感想です。
読ませて頂いたのは凪良ゆうさんの「汝、星のごとく」です。

表紙に惹かれてしまい購入しました。
本屋に山積みになって大々的にお勧めされてたので期待は高かったです。

結論から言います。

ものすごく心に突き刺さりました。

えげつないですよこの作品…
どんぴしゃでした。

あらすじ引用します。

風光明媚な瀬戸内の島に育った高校生の暁海(あきみ)と、自由奔放な母の恋愛に振り回され島に転校してきた櫂(かい)。 ともに心に孤独と欠落を抱えた二人は、惹かれ合い、すれ違い、そして成長していく。 生きることの自由さと不自由さを描き続けてきた著者が紡ぐ、ひとつではない愛の物語。

https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000366625#:~:text=風光明媚な瀬戸内の,ではない愛の物語%E3%80%82

瀬戸内の島これがもう自分的にポイント高いですよね… 背景が自然と想像できる。

この作品は暁海視点と櫂視点の両視点から物語が進行していき、物語が進む事に主人公達も成長していく形の作品です。

成長の過程から読んでいく事になるので感情移入しやすかったです。

全体的な感想としては…

ほんとっに切ない!!

読み進める度に胸が苦しくなりました…

ほとんどの出来事が現実に成りうる事で、自分がその立場だったら…と何回も考えてしまう。

自分でお金を稼ぐことの大変さ、男女差別、LGBT、成功からの破滅、SNS、毒親etc…

昨今の社会問題も散りばめられていて、本当に他人事とは思えませんでした。

本当に過去読んできた中でトップクラスで面白かったです。

まだ読んでない方は是非…

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