[詩]毒性生物

心に依存するこの身体は
いつもどこかが億劫で
動く度に吐き出すタメ息は
まるで猛毒が含まれているように
酷い熱と重みを感じる
肝心要の心は
頭をかきむしっても
胸をかきむしっても
私の手元に来ることはない
だからきっとこの猛毒は
消す事も捨てる事も叶わない
ただ抱えて苦しみに耐える
きっとそうやって
みんな日々を生きている

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