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【魔法使いの約束】第1部読了感想【ネタバレ注意】

ATTENTION
・こちらは魔法使いの約束メインストーリー第1部読了後の感想のためネタバレを含みます。
・読了後の勢いで書いているので、他コンテンツの話が出てきますので、苦手な方はブラウザバック推奨です。

【はじめに】
魔法使いの約束。なんとなくX(旧Twitter)でおみかけするコンテンツだな〜と思い、広告きっかけでインストールしたのがおよそ2年前。
当時、確か就活生で苦戦を強いられている中、始めたものの忙しさやメンタル不調により断念。
メインストーリーも第1部を一応読みはしたものの、スマホの容量や上記の理由でお別れ……。

そんなこんなで、およそ2年ぶり2度目の挑戦となったまほやく。せっかくnoteも始めたことだし、記念といってはあれだけど、感想を書いてみることにしました。

ほら、感想って新鮮な方がいいじゃん????

【再び始めたきっかけ】
まほやくを始めたきっかけは、確か2年前にYouTubeか何かで見た広告だった気がする……

広告見て「なんかめちゃくちゃど好みの浅沼さんの声がしたんだが!!!????」って叫びながら、いろいろ調べた気がする。

マジで人生において彼の方が声を担当されていらっしゃるキャラクターを見るたび、聴くたびに感謝申し上げてるくらい、昔っから好きなんですよ。
そして、転がり落ちるようにインストールし、すぐお別れしてしまったんですけど。

再び始めたきっかけも、そう北の魔法使いオーエンです。もう、マジでさ、ど好みなんだよ。30分40分くらいリセマラしたくらいど好みなんだよ。

しかも普段聴いているキャラクターがあんスタの月永レオで高めだから、毎秒死んでる。久しぶりにセリフを反芻したくて、ストーリーを繰り返した。

【序】
まず、始まりだよね。
一言で言うならさ、
"エレベーターに乗って、顔と頭がよい男について行ったら異世界だったんだが?"
ってことなんだけど、エレベーター開いても顔がいい男だらけだった……無限ルッキズム編……
速攻で閉じるボタン連打したい。
早いよ、私連打。

そんな主人公は"異世界からやってきた賢者"として、初っ端から人間VS魔法使いの戦いに巻き込まれちまった。
やめて!私のために争わないで!

そもそもさ、賢者ってなに?って話なんだけど、私が知ってる賢者は、Magia、キリスト誕生の際に現れた三賢者、ハリーポッターと賢者の石くらいのことしか知らないんだけど、どうやら"この世界"では、魔法使いを召喚し彼らと共に《大いなる厄災》と戦う運命にあるらしい。

はあ……?何言ってんだ……?
ってなるし、この感想を読んでいらっしゃる方も"何言ってんだ、こいつ"ってなってると思う。
許してください、書いてるの深夜なんです。

じゃあ、《大いなる厄災》って、なにって話になったんだけど、魔法使いたち曰く正体は“月“らしい。
私はちっちゃい頃からセーラームーンが大大大好きなんで、やっぱ月って言われると正義の味方なんで、第1部の終わりくらいまで、月ってそんなに悪いものなの……?って感覚でいた。鈍。

ただ、この"月"に対する恐怖の度合いというか、指数みたいなのが、"この世界"の人たちと主人公ひいては、ユーザーの間で距離があるのかな〜?なんて考えた。

主人公もなんとなく被害状況や、みんなの様子、序盤のファウストの件があったから、"月"が怖いんだ〜とふわっとした恐怖でしかなかったのかな〜?とかも考えてみた。

だってさ、いきなり《大いなる厄災》つまり"月"は我々に災いをもたらすものなんです!って言われても、月を単なる衛星として、綺麗だなぁ…って生きてきた人間には、ちんぷんかんですよ。だから、このギャップみたいなのは、ひとつの正しい感覚なのかも?

第1部後のお話を知らないので、あれなんですけど、第1部のテーマって人間と魔法使いが手を取り合うまで、が描かれているのかな?

第1章からずっと、強い力を持つ魔法使いに対して、力を持たない人間が敬い、そして恐れている描写が多かった。
そのために、人間は魔法科学兵器をはじめとした武力を使い始めた……くらいの時間軸なのかな?

それから、ストーリーの中に偏見や社会問題があるのも興味深いと思った。

西の魔法使いは自由。南の魔法使いは弱い。東の魔法使いはコミュ障。北の魔法使いは恐ろしい。
みたいに偏見からなる言い合いやトラブルがあって、現実世界に蔓延る偏見や差別と重なるのは、とても考えることがあった。

また魔法科学兵器開発によって、生物が死んだり、大気が汚染されたりってまるで高度経済成長期の日本っぽいなって思った。

とにかく、序盤は"この世界"の現状や、人間と魔法使い、賢者とその魔法使いたちの役目、そして魔法使いについてが描かれ、理解するターンだった。

【好きポイント1】

お察しの方もいらっしゃるかと存じますが、私一度書き出すと長くなるタイプで、キャラ1人ひとりの掘り下げとか始めてしまうので、ここからはメインストーリーの好きポイントだけをピックアップして書いていきます。

ここはセリフや状況と言うよりは、好きもしくは興味深いなポイント編なんだけど、
気になったワードが2箇所あったんでまとめていく。

・魔法使いの約束

ゲーム名にもなっている“魔法使いの約束“
“この世界“の魔法使いは、心を原動力に魔法を使うから、約束を破るつまり心に背くと魔力を失うことになる。だから魔法使いは約束をしない、と魔法使いたちは口を揃えて言う。

お、重い……。
いや、約束って社会学的には口約束でも契約なので、決して軽んじていいわけじゃないけどさ、代償が大きい上に、魔法使いが約束をするということは、命がかかっているってことでしょ?それをタイトルにするって……ここの運営もあれか?人の心を失いし運営なの?

それだけ魔法使いは誠実であり続けなければ、力を保つことが難しいのに、なんだあの世界の人間どもは、魔法使いたちに酷い仕打ちをしおって、などと思った。

・火炙りの刑

これは好きじゃなくて、興味深いなポイントなんだけど、魔女狩りって知ってる?
中世ヨーロッパにおいて、行われていた私刑でさ、かの有名なジャンヌ・ダルクも一説では魔女狩りとして火炙りの刑に処された。

ファウストの火炙りの刑は、ここから来ているんじゃないか?って思って、興味深いなと感心した。だって処刑なら、斬首刑でも磔の刑でもいい訳じゃん?(よくない)

刑罰→魔法使いへの刑罰→魔女狩り→火炙りの刑
と連想したのかな?しかもジャンヌ・ダルクを改めてWikiで調べたけど、なんとなくファウストが辿った道筋と似てるかもしれないね。

【好きポイント2】

魔法使いの約束、結構個人的に刺さるセリフ多くて困るんだけど、まずはオズ。

オズの好きポイントが2箇所あって、一つ目が
オズ「その名を忘れるな。役目が重いほど、名前を忘れられていく。」
  「国王も、医者も、騎士も、母も、子供も、賢者も、北の魔法使いも。」
  「名のあるものである前に、課せられた役目に押し潰されて、あるがままの姿をたもてなくなっていく。」

このセリフが、私が学生の頃から掲げている哲学の一つで、「人間とは、何者かである前にひとりの人間なのだ」って哲学で、これは神様のカルテっていう作品の受け売りなんだけど、このセリフ一つで私はオズに絶大な信頼を寄せてしまった。

あぁ、この人は、ちゃんと主人公やアーサーを賢者や王子である前に、目の前の1人の人間として、魔法使いとしてみてくれるんだな、と似た考えの人に出会えて嬉しかった。

もう一つが、アーサーのために自ら憎まれ役を買うシーン。

お前さん、もしかしなくとも不器用な男だね??????????????????
不器用な男は好きだよ。

たぶん恐らく、魔法もアーサーが止めることができるくらいの強さなんだろ?
意図を理解した瞬間、拳を握り締めて「不器用なやつ……!!」って声を絞り出した。

あとさ、オズの魔法で印象的だったのが雷なんだよね。
雷で魔法で、しかも最強となれば……そう!ゼウス!ギリシャ神話の全能神!
まだ全員が全員そうってわけじゃないけど、なんとなく偉人や神様に準えた魔法使いがそこそこいるな〜って思い始めているところ…

オズ→オズの魔法使い。全能神ゼウス。
ムル→万能の天才レオナルド・ダ・ヴィンチ
ファウスト→オルレアンの乙女ジャンヌ・ダルク

みたいになんかモチーフがあるのかな?ストーリー読めばわかりますか?有識者?

【好きポイント3】

魔法使いは長命であり、その特殊性ゆえに居心地の悪い日々を送っていそうだなって感じた。魔法使いたちの孤独、そしてそれは他人と触れ合うことでしか埋められない孤独に涙が滲んだ。

印象的な孤独を感じるセリフがあって、
ネロ「魔法使いはつまはじきものだ。長い間そうだった。」
  「ひとりで生きる方法はいくらでも身につけてる。逆は、学んだことも、学ぶ機会もなかった。」
  「だから、誰かと一緒にいても、すぐに限界がきて、だめになっちまう。誰もが身に覚えがあるだろ。」

魔法使いがゆえに、魔法があるがゆえに、手を取り合う方法がわからない彼らならではの孤独。ひとりで全て出来てしまうから、学ぶ必要がないんだよね。人間は瓦礫を退かすのにも、複数人の協力がないと出来ないことが、魔法使いはひとりでできてしまう。
魔法ってすごく便利で、主人公も一部の人間も羨望の眼差しをむけていたけど、反対をみて見たら、悲しい生き物なのかも。

ま、そんなことを言っていたネロがリケとの会話で、少しだけ心の門が、鍵が緩んだ瞬間はニコニコしてしまったけど!!!!
長い年月で閉ざされた年上の人が、若い新鮮で純真な若い人によって絆されていく展開は、大好物ですので!!!!!!ジャンル問わず!!!!!

それから涙を禁じ得なかったラスティカとクロエのシーン。
かくかくしかじかで騒動があったあと、クロエがとある人間に渡したスカーフが破られた上に、返された後のシーン。てか、この世界の人間酷すぎないか??誰だよ、クロエ泣かしたの。表でろ。

ラスティカめっっっっっっちゃ優しいな!!!!!!
クロエが作ったスカーフに対して、こんなの上等なものじゃないよって言った後にさ、これ以上のものはないって、跪いてクロエにいうところ、思わず涙が滲んだよ。

これもさジャンル関係なく、人生のサビだと思っているタイプのオタクなので、めちゃくちゃ好きなシーン。ごめんな、ラスティカ。誰彼構わず、花嫁にする気が触れた御仁と思ってごめんな。

【好きポイント4】

ラスト!

北の魔法使いとミチル。

ミチルってまだ子供だけど、いや子供だからこそ個人的主観で見た時、一番偏見に溢れているなって思った。
ミチル「ひとりが好きな東の魔法使いなのに、全員なんて……。」

特に北の魔法使いに対しては、彼らのやることなすことに偏見が強いイメージだった。
とても良い子だし、リケとのやり取りなんて微笑ましいし。それ故にそこが引っかかった。これからの成長が楽しみ!ね?フィガロ?
フィガロ「参ったな……。ミチルも気づいていたのか。わざと俺が強い魔法を教えていいないこと。」
    「ミチル。悪いけれど、きみには一生、教えられないんだよ。」

こっわなにこのセリフ。つまり予言の子=ミチルってことですよね?
ってことは、ミチルの呪文ってフィガロがわざと言いづらく、力を発揮しにくい呪文にしたってことですよね????
じゃあ、本来のミチルの呪文ってなに……?

そんなミチルとミスラの対になっているセリフが印象的で
ミスラ「何故、好かれたいんです?何故、ひとりでいることに怯えるんです?死ぬわけでもないのに。」


ミチル「優しくしたっていいじゃないですか。みんなと協力し合えばいいじゃないですか。死ぬわけでもないのに。」

これって前途したネロとリケに近いものを感じていて、長い年月を過ごした魔法使いほど協力することに抵抗や疑問を持ち、若い魔法使いほどそれに対する抵抗がないの。
なんか……、いいよね。

ただ、ミスラにはネロほどの倫理観がないとお見受けしたので、受け入れてはくれなさそうだけど。
このセリフが出てくるミチルは、正義感満載のお子様って感じだけど、きっと“この世界“には必要な考えだと思うので、このまま柔軟に大きくなってほしいよ。

あと申し訳ない。私の考え方があまりにもナチュラルに北の魔法使い寄りの倫理観と価値観の持ち主なので、刺々しい雰囲気になっていたら、本当に申し訳ない。
だからこそ、ミチルには柔軟に正義感を持って大きくなってほしい。

それからさ、北の魔法使い多くないか?
5+2もおるやんけ。育ちも含めたら、8人?????
なんで????昔の魔法使いは北から生まれるんか????
大人しくストーリー読みまーす!!!!

【最後に】

ここまで読んでいただき、ありがとうございました!!
まだまだ書きたいことだらけなんですけど、オーエンのこととか、オーエンのこととか!!!!
でも、もう大分書いたし、なんかオーエンだけでとんでもない長い感想書けそうなんで、ここまでにします!!!!

まだまだ謎だらけの世界に魔法使いたち、知れば知るほどそこに広がるのは、地獄かも知れませんが、ぼちぼちやっていこうと思います!!!
もしこんな風変わりな人間とフレンドになってやってもいいよ!という心優しい方がいらっしゃいましたら、Xにてお声がけいただけますと幸いです!!
始めたばかりで戦力がないので!!!!

最後に一言だけ!ノーヴァおめぇ誰なんだよ!!!!!!!!!!
おめぇもミートソースにしてやろうか!!!!!??????
ありがとうございました!!!!!!

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