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日記張

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書こう思った日だけ書く日記
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#つぶやき

「現実」→現実(高橋源一郎『さよなら、ニッポン』より、なお引用ではありません)

世界「現実」→バラバラのものをあわく結ぶと思ってた 現実→同じ人同士に組んで、分断する…

木勢佐雪
4年前
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風鳴りと耳音響放射が苛む夜(よ) 我より広き手のひら欲し

追記:じおんきょうほうしゃ、と読みます。脳の中で鳴っている高音らしいです。 台風も近づい…

木勢佐雪
4年前
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「エキゾチック」と感嘆す我らの顔に 「異国」と言うほどの何がある

追記:「エキゾチック」ってよく知らないで聞き流していて、ついさっき意味を引きました。「異…

木勢佐雪
4年前
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手をきつねにし 掌(たなごころ)へ鼻を込め 口を首に耳を翼に

木勢佐雪
4年前
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床に伏す母うかがうこと煩わし ふいに浮かばん無花果の朱(あか)

追記:レンタルビデオ屋からの帰り道、神(じん)という家の庭に無花果の木があり、鳥がついばん…

木勢佐雪
4年前
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【日記】通行人AまたはB

私は西原理恵子さんの漫画が好きで 彼女のモノローグを真似して、自分の視野をコマ代わりに、…

木勢佐雪
5年前
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【日記】公共圏

8月1日(木) 中心地では大きな祭の前夜祭。暑くて開けていたベランダから、幼い声と野太い声が聞こえ、聞いていると、自転車くらいの速さで遠のいていった。 街の祭を楽しめることが、羨ましいと思った。羨ましいなら自分も行けばいいと言われるかもしれないが、自分が行っても楽しくないから、「楽しめる」のが羨ましいのである。楽しむことが可能である、ということに疑いが無い他人が羨ましいのである。 大規模な祭は最大公約数の楽しみの場で、そこで楽しむことが可能な他人は、得だと感じている。た