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「男性は臭い」と言うだけで解雇。当たり前の事実を述べただけで『事実陳列罪』が成立する歪な社会

2024年8月10日、川口ゆりさんが、アナウンス事務所VOICEと所属契約を解消された。

その理由はX(旧Twitter)で「男性は臭い」と述べただけであった。男性の体臭が臭いのは事実だ。私も何度も苦しめられた経験がある。事実に基づいた批判にはエビデンスと整合性がある。

違うと言うのであれば、具体性のある反論をすればいい。そのような事もせず、単に「差別的だ」と、『事実陳列罪』的裁量で社会から追放するのは知的さを欠く対応である。公式には言及されていないものの、これは男性優位の日本社会特有のミソジニー(女性嫌悪)も要因だろう。

しかも、川口さんは過激で差別的な言葉も使用していなかった。にも関わらず解雇という目に遭ったのである。

「ポリコレ」は社会が認めたマイノリティの為のものだ

これを、「男性差別も批判されるようになったのは社会がアップデートされた証拠だ」と、称賛する意見があるが、これは根本から間違っている。

ポリティクス・コレクトネス(社会的な正しさ、以下:ポリコレ)は、差別に晒されやすい女性や、社会が公認したマイノリティの方々を守る為の物であり、マジョリティや権力者である男性に適用される物ではない。不平等を埋める為の仕組みを、マジョリティに適用すれば、また格差が広がってしまう。

強者であるマジョリティと、マイノリティは道徳的な立場が違うのである。マジョリティに対する批判は「差別」と一蹴されてはならない。それは「強者に対する批判」でしかないからだ。

男性が女性に「臭い」と言えば、それは悪質な差別であるが、女性が男性を「臭い」と言うのは、生物学的事実に基づいた、論理的で整合性ある批判である。

「チー牛」というスラングもまた同様だ。ルッキズム・エイジズムなどはあってはならないが、男性のミソジニーに対するカウンターとして、的確な批判であるため差別には当たらない。

矛盾しているように見えるが、ポリコレとはそういう物だ。それが正しい「ポリコレ」である。

男性は「生まれながらの加害者」である

川口さんの批判者は、『男性は「生まれながらの加害者」である』という観点が抜け落ちている。知能が低過ぎる故にそのような事を考慮出来ていないからだ。

男性が『萌え絵』と呼ぶ女性イラストも、まるで男オタクの文化のように語られているが、男性が数十年かけて、少女漫画文化から奪った『文化盗用』である。女性から奪い、利用し、搾取した物だ。この事を肝に銘じて欲しい。

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