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双極性障害Ⅱ型 抗うつ剤やめたい

双極性障害Ⅱ型の人は、うつ状態の時に受診することが多いので、まず「うつ病」と診断されることが多い。

22.5%の人は12~18年間はうつ病と診断され続ける(平均4年間)
良くなったと思ったら、また落ちるを繰り返す。こうなってしまうと「これが自分なんだ」「こういう性格なんだ」と無力感に苛まれることになる。
良くなったと思っている状態(軽躁状態)を知っているので、「せっかく良くなってたのに」と、うつ期に絶望しやすい。

双極性障害Ⅰ型 うつ状態67% 混合状態13% 躁・軽躁状態20%
双極性障害Ⅱ型 うつ状態93% 混合状態4% 軽躁状態2%

Ⅱ型の人の軽躁状態は全体の2%であり、93%がうつ状態。
軽躁状態になると本人は「やっと良くなってきた」と思うが、実はイライラしたり、散財したりしている。薬を変えられたくないのでドクターには話さないことがある。

もっと気づかれにくいのが混合状態。
本人は「しんどい」「うつだ」と思っているが、軽躁状態が混ざっている。気分は落ち込んでいるのに、イライラしたり、SNSをやりすぎたりする。
気分・思考、行動がバラバラになっている。そんな時にオーバードースをしたりする。

浮き沈みが激しいので、自殺の危険性が高くなる。
双極性障害はうつ病に比べて 死にたい気持ち 1.3倍
              自殺の実行   1.7倍
              自殺で死亡   3.0倍

双極性障害に抗うつ剤を処方していると、急速交代型になる場合がある。
急速交代型は、年に4回以上再発する。
躁・うつ・躁・うつ……だったり、うつ・寛解・うつ・躁……だったり。
躁とうつで1セットではなく、躁1回、うつ1回で数える。年に4回はわりと起こる可能性がある。

Ⅱ型の人は自分には軽躁なんてないと思っているケースが多い。
もしくは気づいていても薬を変えられて軽躁状態を奪われたくないので話さないこともある。

そんな時は行動に着目する。
1日100歩も歩いていなかったのに、10000歩以上歩いていたり、
タバコなどの嗜好品が増えたり、SNSのポストが増えたり、睡眠時間が短縮したり乱れたりする。

治療目標は寛解状態。
躁でもうつでもない中間の状態が長期に続くことを目指す。
本人は軽躁状態が続いてほしいと思ってしまうが、感情の波が大きく、またその上下が短期間で起こるのは危険なので、望ましくない。



さて。ここまで復習したうえで。
どーにも最近、混合状態のラピッドサイクラーになっていないか?と疑ってる当人です。うーむ。

もう数年の間、イフェクサーSRの単剤が処方されてる(抗うつ剤)
これが軽躁、混合の原因になっている可能性があるわけで。
とはいえ、双極性障害に用いる薬を見てみると、選択肢が少ない。

ラミクタール……全身に発疹、肝機能障害、高熱で入院した。
ジプレキサ・セロクエル……糖尿病の人は飲めない。
オランザピン・クエチアピン……副作用で太る。

上記、全滅っぽい(^^;


アリピプラゾール(エビリファイ)……躁状態に効く、うつ状態にはやや弱い、気分の波を小さくする、過食の治療にも適応。アカシジアや吐き気がある。
ラツーダ(ルラシドン)……前回飲んでみて、いまいち?って感じだったやつ。うつ状態に効く。体重増加はマイルド。アカシジア、吐き気がある。糖尿病には不向き。

うーん。ドクターに相談しよ(結局それしかない)


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