見出し画像

[Week1] 6月27日~7月3日

6月27日
2度目の通院。
この日は同居人も一緒に行ってくれた。
土日も営業している病院だけれども、今週の日曜日は臨時でお休みの為先週よりも人も猫ちゃんも多め。座る場所が無くて外で待つ人も。
1時間ほど待ってようやく診察。今日は細胞診の結果が出る日だとドキドキしていたら検査結果はまだ来ていなかった。
そしてあんなに食べていたのに体重は前の週から更に減って3.75kgに。。。
水のような下痢をしていると告げると何も食べていなかったところに急に食べたから消化不良になったのでしょうとの事。
下痢は副作用では無かったのか…今日から下痢止めのお薬も処方される。
検査結果は来ていないけれど、結果が出ないと治療方針も決められない事から先生が検査してくれる方に直接電話して聞いてみると言ってくれた。
この日もまた預けて午後にお迎えとなる。
家まで片道30分かかるので、戻らずにお昼食べて近所にいようという事に決まり、お店を探している途中で病院から着信。
「診断の先生に確認したけれど、やはりリンパ腫だと思われるとの事でした。そしてレントゲンで見ても先週と腫瘍の大きさが変わらないので、今回はもっと強い抗癌剤を投与しようと思います。よろしいですか?」
判断に迷う。この場で即決しないといけない。
躊躇しているのを感じたのだろう、私の返事を待たずに先生が畳みかける。
「今はまだ体力があるから抗癌剤が使えます。この先体力がなくなってくると抗癌剤も使えない。そうなるとただ痛みを和らげる事と延命だけしか出来なくなります」
確かにその通りだった。
副作用は怖いが、前回は半日程で回復していた。血液検査の結果も幸い他の臓器に問題は見られない。
この12年、殆ど病気も具合が悪くなる事も無かった。
・・・この子のポテンシャルを信じよう。
「判りました。投与をお願いします」
この判断が正しいのか間違いなのか、今はまだ判らない。でも出来る限りの手は打つと決めたのだから、立ち向かうのみだ。
大きな大きな腫瘍がなくなる事を信じて。
今回の抗癌剤は皮下点滴ではなく、静脈からの点滴。更に直接的になる。投薬は抗癌剤と下痢止めの2種類となる。
処置:オンコビン 0.5~0.7mg/㎡ 静脈点滴
投薬:プレドニゾロン 1.5錠 7日分 / ディアバスター 1錠x2日 7日分
食事:ヒルズ プリスクリプション・ダイエット(特別療法食)〈犬猫用〉 a/d エーディー チキン 缶詰 1缶/日

6月28日~7月3日
下痢止めのおかげで水のような下痢が止まる。
心配していた抗癌剤の副作用は全く見られず、帰宅後から食欲旺盛。
病院からもらった缶詰は1日1.5缶ほど食べるようになり、貰った分では足りず、ドン・キホーテに同じ缶があったので全て買い占め、次の診察までにやっと足りるまでに。ほんの2週間前まではチュールすら口にしなくなっていたからこの変化は本当に嬉しかった。
投薬は相変わらず同居人と二人、こぱんとの格闘になるけれど、良く食べ、普通に出して、良く眠る。
こんな普通の事がこんなにも大切なんだなって思えるようになった。
この大切な日々がまだまだずっと続きますように。
それだけを毎日毎日祈っている。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?