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京都市「清華園」のちゃんぽん800円

京都も五条辺りを過ぎると空気が変わり、
七条、しかも鴨川に近づくともう1つの京都が見えてくるような気がします。
四条界隈のような賑わいもさほど感じられず、寺社仏閣も目立たない。
京都は空襲を受けていないのに、空襲跡地に建設した未来都市のような空気があり。
ガラスとコンクリートの街並みの隙間に、シミのような歴史があるわけですが。

「清華園」はそんな街並みの中に、郊外のダイナーのようにたたずむ中華でして。
京都駅から徒歩圏とは思えぬ静けさ。
周辺に店舗がほとんどないからこそ、吸い込まれるように入っていく店なのかな、と。

店内には創業時の写真も貼られており。
1983年開業というから比較的新しいお店らしく。
おそらく周辺もその頃、開発が進んだのかな、などと想像もし。

注文したのはちゃんぽん800円
魚介や練り物が入って唐灰汁麺を使ったちゃんぽんでもなく。
関東の野菜あんかけそばのようなちゃんぽんでもなく。
醤油風味のタンメンのような感じでして。

万願唐辛子や抹茶系デザートで京都色に染まっていた胃袋を日常に戻すには一番。

また来ます。

 

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