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【幻】東京・杉並区「芳月苑」のもやしそば700円と焼売550円(2022年)

もやしそば問題は結構、侮れないものでして。
例えば、「もやしそばと横浜名物サンマーメンは何が違うのか」問題。

もやしが主体の餡掛けという点では違いはないわけで。
誰か教えてください。

「もやしそばかタンメンか」問題。
だいたいもやしそばとタンメンは同価格のお店が多く。
野菜をたっぷり摂れる点でも共通します。
もやしが安価なのを考えるとタンメンのお得感が増すような気がするんですが。
塩味のタンメンか、醤油味のもやしそばかというスープに基づく選択もあり得るし。
もやしのシャキシャキ感は、にんじんやキャベツのもったり感にはない妙味があり。
それは原価率を比較したお得感を上回るのではないか、とか。

東京・杉並区の「芳月苑」で直面したのは、「餡掛けでなくてもいいのか」問題でした。

こちらのもやしそば700円(ちなみにタンメンも700円)は、世にも珍しい餡掛けでないもやしそばだったのです。
油通ししたのか、湯通ししたのか。

しゃきしゃき感は確かにあるんですが、「醤油の塩味と旨みが餡と一体になって舌に絡みついた後に酢の微かな酸味が通り過ぎる」餡掛けならではのエクスタシーがないわけです。

ロハのお通しは醤油とくらげの酢の物。

個人的には餡掛けに軍配が上がるかと思うのですが、その希少性も捨てがたい。
などと悩みながらすするもやしそばもまたたまりませんでした。

花のように皮で包んだ焼売550円も美味しくいただきました。

「食べログ」によれば閉店されたようですが。
ほんと?

もう一度行きたかった。

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