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アホな私でもわかるバガヴァッド・ギーター7章2,3節


7章2節


私は今ここで、
五感により知覚し得る現象と、
知覚不可能な実在について、
完全なる知識を君に与えよう。
これを知れば君は、
もう知るべきことは何ひとつない。

バガヴァッド・ギーター7章2節

五感により知覚し得る現象と
完全なる知識を
教えますよ

と言っていますね。

そのようにすれば
もう知るべきものは何もないと!
凄いことを教えようとしてくださってます。

次から詳しく見ていきますが、ここでは

jñānaṁ te ’haṁ sa-vijñānam
idaṁ vakṣyāmy aśeṣataḥ
yaj jñātvā neha bhūyo ’nyaj
jñātavyam avaśiṣyate

Bhagavad gita as it is

知識についての説明

  • jñānam — 認知できる知識

  • vijñānam — 神秘的な知識 

ジュニャーナとは知識、ヴィジュナーナとは知識の適応という意味に使われますが、場合によって別の意味に使われることもあります

〔プラブパーダの解説〕
*ジュニャーナ;認知できる知識(物質的な知識)
*ヴィジュナーナ; 神秘的な知識(精神的な知識)

クリシュナは
「この二つのことについて知れば、ほかに知るべきものは何もない」と言っています。

ですから
〔プラブパーダはこのように書いています
 「したがって人は、あらゆる原因の原因は誰なのか、あらゆるタイプのヨーガで瞑想の対象としている唯一のものは何なのかなど、あらゆる知識の源を知るに足りる聡明さを持たなければならない。あらゆる原因の原因を知ればすべてを知ることとなり、知らないものは何ひとつなくなる。」(SP,BG7.2.解説)

聡明さをもち
クリシュナが話すことを正しく知ることで
それらの内に全部が含まれているので、
それ以外に知る必要はないという意味

7章3節


manuṣyāṇāṁ sahasreṣu
kaścid yatati siddhaye
yatatām api siddhānāṁ
kaścin māṁ vetti tattvataḥ

全(ルビ:まった)き完成を求めて努力する者は、
おそらく幾千人の中でただひとり。
完成を達成した者たちの中で、
私の真実相を知る者は殆んどいない。

バガヴァッド・ギーター7章3節

日本にはたくさんの人が居ますが
この教えを勉強している人って
何人??
たぶん、少ないですよね・・・

しかも、このプラブパーダの教えに辿りつく人は
非常に少ないです。

そのなかでも、もっと少ない
本当のクリシュナを知っている人はほとんどいない
と言っています。

 プラブパーダはこう書いています。「ヨーギーもジュニャーニーも、クリシュナをどのように理解すればいいのかわかっていない。(略) 献身者でない人には、クリシュナを理解することは非常に難しい。」(BG7.3.解説)

神様を信じている人は多くいるかもしれませんが

日本で多いのは
神様は光だ!とか
〇〇神しか信じないとか
自分が神だ!
とか・・・

そういう人が
頑張っても、理解できません

クリシュナコンシャスネスで
信念をもって愛をこめて仕えている人に
クリシュナは教えてくれたり
あらわれてくださいます

 「鈍い物質的な感覚では、クリシュナをありのままに理解することはできない。しかし主は献身者には御自身を現してくださる。なぜなら献身者の捧げる超越的な愛情奉仕に喜ばれるからである」(『バクティ・ラサームリタ・シンドゥ』1-2-234)

(『バクティ・ラサームリタ・シンドゥ』1-2-234

次からは

五感により知覚し得る現象と
完全なる知識を
教えますよ

ということで、お楽しみに


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