セレッソ大阪U-18 石尾崚雅選手のツエーゲン金沢へ加入内定によせて
セレッソ大阪U-18所属の石尾崚雅選手が来期ツエーゲン金沢に加入することが発表されました。
ハナサカクラブ発足以降、U-18から他クラブでJリーガーとなったのは大津 耀誠選手(現:奈良クラブ)がザスパクサツ群馬に加入して以来2人目です。
石尾くんのプレーを初めて見たのは2018年のJ3開幕戦、対ブラウブリッツ秋田が初めてでした。
当時のU-23のチーム状況は、U-23枠の選手は森下怜哉のみで高校3年生の瀬古くんは長期リハビリ中という深刻なCB不足という状況でした。
そんな中で得た出場機会。J3開幕から5試合連続フル出場を果たします。トップチームの藤本康太がリハビリがてら(?)出場した第7節の福島ユナイテッドFC戦はベンチとなりましたが、第8節から第15節まで全試合スタメンフル出場。この間には、北九州のダヴィやフェホ、群馬の大久保 哲哉、鹿児島のキリノやFC琉球の播戸 竜二等とも対戦し経験を積んでいきました。
そして第16節以降、瀬古くんの復帰に伴い主戦場はU-23からU-18に徐々に移っていっています。
現在、セレッソ大阪の若手CBの陣容は、大卒3年目でトップのレギュラーとなった木本恭生(25歳)、金沢へレンタル移籍中の庄司朋乃也(21歳)、高3からU-23のレギュラーで試合に出場し続けている森下怜哉(19歳)、ルヴァンカップで出場を果たしている瀬古歩夢くん(高校3年生)、そして世代別代表に選出されている西尾隆矢くん(高校2年生)とチーム編成的にはCB枠は飽和感のある状況です。チーム編成との兼ね合いもある中で、石尾くんの進路についても心配していました。
そのような中で石尾くんはU-23で試合に出場し続けて自らのプレーをアピールし続けました。
U-23という見本市を通して彼が勝ち取ったもの、まずは世代別代表の座。
久しぶりに選出されたU-18日本代表に引き続き、U-19日本代表にも選出されました。
そして、2018年9月5日、プロサッカー選手という夢を勝ちとりました。
高校3年生ながら大人たち相手にJ3を戦い抜き、見事にプロ契約を勝ち取った石尾くん、本当におめでとうございます!
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