青い鳥と決別
Twitterのアプリを消した。
私は中学生の時に初めてアカウントを作ってからほとんど毎日、Twitterを使ってきた。でも、もうあそこは私が好きな場所ではなくなってしまったみたいだった。
昨日、研究室から寮に帰って少し休憩がてらTwitterを眺めていたのだけど、今までこんなにもTwitterを見ているだけで疲れることがあっただろうか、と考えるほど疲れ果ててしまった。休憩をしようと思ってTwitterを開いたのに、逆効果だった。タイムラインには松本人志が復帰するだのしないだの、男女の格差がどうだの、あの芸能人がまた何かやらかしただの、そんな話しかなかった。辟易してしまって動けなくなった。
もともとはアイドルの情報を集めたり、面白いツイートを見たりして過ごす場所だったはずなのに、最近はそうではなくなってしまったみたいだった。
米国大統領選挙の後からが特にひどかった気がするし、あそこを見ていると生きる希望が湧いてこなくなってしまうのでもう見ないことにした。
毎日考えたことをつぶやいたり、嬉しかったことを記録したりしていたけど、それはこのnoteに完全に移行することにした。私の精神状態に絶対に良くない空間だと思った。悲しかった。
今度からは文字情報がたくさん欲しくなった時には本を読んだり論文を読んだりすることにしよう。小説を読んで現実から離れることにしよう。社会学科で勉強をしているからどうせ社会情勢については嫌でも接近することになるんだし、それ以外の時間ではもう必要以上に社会の出来事とか人の悪意とか激しい感情に触れるのは辞めよう。私が持たなくなってしまう。
せっかく留学に来て勉強をするって決めたんだから、インターネットに籠らず外に出て人と会って話そう。そうでもしないと気が狂いそうなタイムラインだった。怖かった。
でも多分また自分の好きだったTwitterが見られるんじゃないかと思って戻ってしまう日が来るんだろうな。その時また傷ついて同じことを繰り返す気がする。ただ、しばらくは本当に離れよう。あそこは何かマイナスの影響が大きすぎる。寂しい。
ぐしこ