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だまされて車を買った話

求人サイトを覗くと

いつだって高月給で出てくる配送の仕事

夢があるなぁと憧れがあった


仕事を辞めて

お金も少なくなってきたし

少し焦ってきた頃

やっぱり気になる配送の仕事


やってみないと多分一生同じことを繰り返す

配送に応募して始めることになった

車はリースだともったいないとのこと

もちろん当時は長く続ける予定だったし

中古で購入することにした


やっと見つけた安価できれいめな中古車

すぐに電話した

車の確認の日程もすぐに決まった

「大丈夫ですよ」が口癖の気前のいいインド国籍のおじさん

会った時も好印象だし

なんか運がよかったかもなんて思ってた

配送は最大積載量というのが重要だから確認をした

「大丈夫ですよ」とすぐに返事があった

このときに車検証とか見せてもらえていたらよかったかもしれない

早く車が欲しかったので購入手続きへ

とんとんと進み、車が手に入った

そこで分かったのが

「最大積載量をクリアしていない」ということ


会社に伝えるとそれではあまり案件がないと言われた

もう車を購入してしまったからこれで個人事業主として

ピックゴーとかアマゾンフレックスとかやるしかないと思った

落ち込みたくなかった

すれすれの状態だった


案件もろくに取れない日々が続き

初めての配送で全くうまく配れなかったこともあり

自尊心なんてなくなった

気づいたら泣いている

泣くことを我慢できなくなっていた

運転してて初めて縁石に乗り上げたり

初めて内輪差が分からずこすったり

そういう失敗も続いた


購入して1か月経たずに

エアコンが効かなくなった

車屋さんにみてもらったら

オイル漏れをしていること

そのせいでエアコンのモーターが錆びていること

ベルトが劣化していること

が分かった

気前のいいインドのおじさんに電話した

補償がないにしろあまりにも

ひどい状態で売られたことが悔しかったからだ

まさかの着信拒否されていた

すぐに留守電になったからきっとそうだ

私の落ち込みはMAXになった


眠剤を飲んで寝るようになった

心がずっとそわそわ落ち着かない


時間が少し経ってようやく

悲しみを怒りに変換できた


わたしは

あの茨城県の某中古車販売店とは

もう二度と関わらない

気前が良かったなんて一生思わない

顔も忘れてやる


決めた。

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