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水彩画 渓流

今日は絵に時間がかかり俳句が間に合いませんでした。

そういうわけで今回は前に描いた絵で作っておいたものです。何となくゴテゴテしていて投稿を躊躇っていましたが、意を決して投稿です。在庫の絵はこれが最後の一枚です。

俳句は渓流から連想されるものを詠んでみます。

岩清水喉から胃まで流れ落ち(いわしみず:三夏)

乾いた喉に染み込む冷たい岩清水は胃では勿論感じることは出来ませんが、食道あたりでは入って行くのを感じる気がします。お腹の中も川の流れのよ〜〜にです。

渓流のしぶきにちさき虹の橋(にじ:三夏)

晴れた日に渓流のしぶきが作り出す虹を見たことはありますか?うっすらと橋のようにかかっている可愛い虹を見ていると気分も盛り上がります。さあ頂上までもう一息です。

鴨川の石の舟橋水温む(みずぬくむ:三春)

鴨川の二条あたりには飛び石が置いてあり、向こう岸に渡ることが出来ます。ところどころに普通の石の代わりに舟形の石が見られます。舟橋とは橋のない川に舟を横にして並べて橋の代わりにしたものです。前は普通に飛び石を飛んでいましたが、最近はためらいがちにゆっくりと渡ります。

みづすまし雨降り影の消えし午後(みづすまし:三夏)

みづすましが作る水の輪は何となく雨の降り始めみたいなイメージです。詠んだ景色は雨が本当に降って来て、いつの間にかみづすましがいなくなった、そんな午後の風景です。


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