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パディントンにパンを見せるエリザベス

エリザベス女王の国葬が終わりました。若い頃から綺麗な人ですが、私はこのパディントンにパンを見せるエリザベス女王の顔が一番好きです。残念ながら力及ばずあの素敵な笑顔にはなりませんでしたが、一生懸命描きました。

エリザベス女王はフィリップ殿下の葬儀の際、皇室離脱で軍服を着ることが許されないヘンリー王子に配慮し、他の皇室男子に礼服の着用をお願いしてヘンリー王子が恥をかかないようにしたそうです。今回チャールズ国王はその配慮がなくヘンリー王子に恥をかかせた形となり、急にヘンリー王子に軍服の着用を認めたそうです。この決定は似て非なるものですね。エリザベス女王は事前に考えてルールに反しない形でことを収めましたが、チャールズ国王は事前の配慮もなく慌ててヘンリー王子に軍服の着用を認めました。その結果として皇室の長年のルールを破ってしまいました。エリザベス女王の国葬で軍服を着ないのは駄目だと信じるなら、非難されてもルール通りにすべきだったのではと私は思います。国民は皆、事情はわかっているのですから。なんちゃってチャールズ国王はどんな国王になるのかカミラ王妃はどう振る舞っていくのかついつい余計な心配をしてしまいます。

俳句は基本形の第三弾で下五に季語+「かな」です。そうなると下五は三字しか残りません。三文字の季語にはぴったりです。でも最近は中七からの句またがりで三字より長い季語を使うことも多いそうです。
「茶道具の一荷も時代祭かな」岸 風三楼
そう言えば私も知らずに使ったことがありそうです。ただし、この基本形は五七五が原則で字余りは絶対にしないこととありました。

そうそう初心者はここでも配合の句で行くべきとのことですが、最近はこのパターンは一物の句が多くなって来ているようです。つまり二物を衝突させるのではなく、一つのことを詠う俳句です。さてどんな句が出来ますか。取り敢えず三文字の季語を探してスタートです。

機関車の音が消えゆく花野かな


大きな音をたてて目の前を通過していった機関車の音がだんだん遠くなり、気がつけば踏切の向こうには花野が広がっていましたという句です。ありがちな句ですが、初心者としてはまずまずではないでしょうか。

転校す君を見送る小鳥かな


公立の小学校や中学校では転勤族の子が出たり入ったりしていました。さして転校生と仲がよかった訳でもなく見送った記憶はほとんどありません。詠んだ時点では私が見送るイメージでしたが、下五をつけると見送っているのは小鳥だけになってしまいました。

京の路地新たに植えし紅葉かな


京の町家は縦に細長く出来ていて奥の方には坪庭があり、紅葉の木が一本だけ植えてあることがよくあります。しかしながら新しい戸建て住宅はそんな奥の庭はありません。それでも前庭か軒下に近いところに紅葉の木を植えている家は結構多くあります。

帰り道母の籠には秋刀魚かな


学校帰りにたまたま商店街で夕飯の買い物をしていた母とばったり出会ったという句ですね。「かな」を使うとヘタでも俳句には見えますと言う典型的な例ですね。ちなみに藤田さんは口語体も駄目だと言ってました。


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