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ホトトギスそんな名前の花もあり

今日は歳時記で見つけたホトトギスと言う花の絵です。こんな名前の花があるんですね。ちゃんと秋の季語にもなっています。鳥のホトトギスは夏なので混乱しそうです。漢字で杜鵑草と言う字があるみたいなのでこれで行きます。しかし共感が得られるのか自信はありません。

ところで話は全く違うのですが、今朝のテレビ番組で薄口評論家がGo To トラベルに反対していました。相変わらずの薄口ですが、旅行に行ける人は行ける、もっと生活に困っている人を支援すべきだと主張していました。私も大賛成です。しかし有識者には時期が問題と言う人はいてもスキームの問題点を指摘する人は余り見たことがありません。元々このようなインセンティブを与えると言うことは、そうしないと中々動いてくれない、買ってくれないという場合に有効なのです。でも567で行動制限を受けていた人は旅行に行きたくてうずうずしているのです。ですからインセンティブなど無くても行っていいとお墨付きさえ貰えればどんどん出かけます。特に元気で金と時間に余裕のある60代70代の人にとってはおまけに安く行けるのだから大喜びで出かけます。(私もそうですが)

観光業界を助けたいなら他にもやり方はあります。結果的に余裕のある老人を支援するより、解雇していないホテル従業員の給与の半分を出すとか、何かの基準で直接支援した方がまだましです。インセンティブを出す一方で大挙して観光客が来たら密になると心配するより、政府ももう少し頭を使って欲しいものです。

さて俳句ですが、季語を説明するような句は駄目だと藤田先生が言っていました。さて杜鵑草は私の知らない植物なのでどうしようか迷いますが、俳句をやっている風流な人はきっと杜鵑草も知っていると言う前提で行くしかないですね。

「ほととぎす」は5文字の季語、中の句を「や」で終わり5文字の季語で終わる第二のパターンか5文字の季語で始めて「けり」で終わる第四のパターンがいいですね。西日本の野山に茂みに紛れるように咲いているらしいので、外がいいのかな。でも茶席などにも飾られるとあるので室内もオーケーなんですね。

日の暮れて子らの走るや杜鵑草ほととぎす


情景を詠むので5W1Hのうちどれだけ情報があるかチェックして見ます。
時(夕時)と場所(家の近くの野原か)は詠んだけど、誰が(一人ではないが分からない)何を(走る)何故(遅くなったから)どのように(急いで)大体の状況は分かりますが、まあ、ありがちな風景ではあります。最後に来る季語が本文と響き合うか?秋であること、草の中に隠れるように咲いていることから、かくれんぼしていた子供たちが連想されたら成功です。

杜鵑草ほととぎす時代は変わりゆきにけり


今度は情景ではなく感情を詠って見ました。時間は分かりませんが、場所は(杜鵑草が咲く野原か)誰(年老いた自分)何を(時代を思う)何故(何かがあったのでしょうね)如何に(わからないけど溜息でもつくかのように)杜鵑草を眺めているとああ俺の時代も終わったなと思う。そして最後にまた最初の季語に戻れるといい句になるようですが、配合が余り衝突していないので余韻のまま終わりです。いや点々をつけて目立とうと頑張ったのに結局野の花のように終わったな思っている人にとっては響き合うかも。


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