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カブトムシ

今日は何故かカブトムシです。始めは真面目に下の絵を描いたのですが、もう一つカブトムシ感が出ないのでイラスト調でもう一枚挑戦です。実は自分で飼った記憶はないのですが、割りと形が好きですね。子供の頃の記憶ではクワガタかバッタを飼っていたことが多かったと思います。大きくなってカブトムシをデパートの屋上で売るようになってからは違和感を感じたものでした。カブトムシは完全にペット化してますね。と、ここで昔もペットではなかったのか?と疑問が湧きました。思い出しました!!子供の頃はクワガタどうしを戦わせて勝ち負けを競っていましたね。

クワガタの戦い終わり撫でし我(くわがたむし:三夏)

クワガタを戦わせ、勝った時はよしよしと頭を撫でてあげました。負けた時はどうだったのか余り覚えていないですね。戦っている時のクワガタの姿が一番目に焼き付いています。ほらもう少しで相手をひっくり返すぞ〜。

灯油缶ベーゴマ飛び出す春夕焼(はるゆやけ:三冬)

昔のことを考えていたらベーゴマ遊びを思い出しました。灯油缶の上の部分にゴムシートを被せて回りを紐で縛って土俵の完成です。回転するベーゴマ同士が当たった瞬間、どちらかが外へ飛び出します。勿論両方が同時に飛び出ることもよくありました。夕方まで近所の空き地でよく遊びました。

どぶさらえ古いおもちゃが顔を出し(どぶさらえ:三夏)

昔は家の前にドブがあり、時々大きな柄杓でどぶさらいをしました。ヘドロのようなものが溝にたっぷり溜まっていてその中から色々なものが出て来ました。柄杓もアルミ製ではなくスレートのような陶器製で竿の部分を持って天に向かって投げて遊んでいました。一度硬い部分が額に当たり大怪我をしたこともありました。その傷は今でもおでこにしっかりと残っています。

春の空肥柄杓落ちデコに傷(はるのそら:三春)

そのまま句にしました。さて説明なしで読み手は理解してくれるでしょうか?事実関係がわかっても「柄杓が落ちて」の部分は理解しにくいですね。今どき柄杓が空から落ちて来るなんてありえないですからね。台風かしら?でも春の空だし?「デコ」で子供のおでこの感じは出るでしょうか?いや、そもそも今では柄杓と言えば手水舎かお茶の道具くらいしか思い浮かびません。そんなものでデコに傷なんて出来ないでしょ!って感じですね。元々どぶさらえの柄杓は本当に柄杓と言うのかさえ不安になって来ました。

カブトムシから話はだいぶそれてしまいました。

水彩画 カブトムシ


イラスト風 カブトムシ

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