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北野天満宮

北野天満宮の梅苑はそろそろ終わりですね。絵はスケッチのつもりですが、まだまだ塗り込んでますね。以前、梅の句は詠んだので今回は普段着の北野天満宮で詠います。

まず、北野天満宮で季語を検索すると古い歴史のある神社だけに
北野筆始め  正月
北野菜種御供(梅花祭)  初春
北野煤払い  初秋
北野御手水  初秋
北野祭  初秋
北野ずいき祭  仲秋
終天神  暮
とこんなにありました。一つの神社としては驚きの数です。

でも普段、縁があるのは毎月25日に境内で行われる縁日くらいです。終天神(しまいてんじん)はその年の最後の縁日のことですが、北野天満宮だけではないようです。

匂い出し客釣る夜店の焼きそば屋(よみせ:三夏)

夜店で感じる匂いと言えばやはり焼きそばの匂いですね。最近は油に負けそうで控えていますが、昔はあれば必ずという感じで食べていました。

水ヨーヨーたらいにぷかり夏の月(なつのつき:三夏)

カラフルな水よーよーが水に浮かんでいると雰囲気も明るくなりますね。金魚掬いが少なくなってこのよーよー釣りがとって代わったところもありますが、細い紙縒りの先に釣り針もどきを付けてよーよーを釣り上げても金魚掬いの感じは全く出ないですね。俳句は夜店なのか自分の家の庭なのか分かりませんが、そこに夏の月が映っていたという句です。でも見たことはないですね。

縁日や疲れた頃の冷やし飴(ひやしあめ:三夏)

関西では水飴をお湯で溶いて生姜味をつけたものを「飴湯」と言い、それを冷やした飲み物を「冷やし飴」と呼んで縁日など屋台でよく売っていました。私も結構好きでよく飲んでいました。暑い日や疲れた身体にはこの冷やし飴が元気のもとになります。初めて聞いた時はなんでこれが飴なのと思いましたが、多分昔は「冷やし飴湯」だったんでしょうね。

舞妓はん梅花祭の勢揃い(ばいかまつり:初春)
梅花祭舞妓総出の野点かな(同)

春の北野天満宮はこの梅花祭で始まります。2月25日は菅原道真公の忌日で、昔は菜種の花を供えていたそうです。菜の花が間に合わないことがあり、道真公ゆかりの梅の花を代わりに供えたことから、北野菜種御供はいつの間にか梅花祭と名前が変わっていったようです。梅花祭には上七軒の舞妓さんが勢揃いしてお茶を振る舞ってくれるんですね。

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