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岡山の後楽園

スケッチと水彩画のハイブリットで描いた後楽園です。遠くの木はまずまずでしたが、岡山城はペンでしっかり描きすぎました。なんとなく取って付けたようなお城になってしまいました。水彩画は2日がかりでしたが、スケッチでは2時間もかからないくらいで毎日描くには便利ですが、だんだんラフにもなっています。

後楽園は水戸の偕楽園、金沢の兼六園と合わせて日本三大名園と呼ばれています。三つとも周りましたが庭園を見渡せる景色としてはここが一番記憶に残っていますね。銀閣寺などお寺の庭園には小高い丘があって庭を見渡せることはよくありますが、後楽園はスケールが全然違いますね。

春の風殿様気分や後楽園(はるのかぜ:三春)

岡山という名前は戦国武将宇喜多秀家が岡山という名の小高い山に城を作ったことから始まったと言われています。その岡山城と川を隔てたところにある後楽園はまさに殿様の為の庭園で、園内にも小高い唯心山という小山があり庭園を一望出来ました。三段切りに加え、敢えての中八ですが、それでも殿様気分を満喫です。

餌やりの棒倒しのごと錦鯉(にしきごい:三夏)

後楽園の池には錦鯉がとても多く飼われていて、餌をやると鯉の上に鯉が乗るくらい沢山の鯉が集まって来ます。高校時代にパンツを引っ張られながら懸命に競った棒倒しを思い出させるくらいの凄まじさでした。

キオスクに色とりどりの吉備団子(きびだんご:仲秋)

岡山駅にある売店にはカラフルな吉備団子がところ狭しと売られています。古い人間からすると吉備団子と言えば茶色がかった黄色で目立たない、でもじわっと美味しい吉備団子しか思いつかないのですが、何時の間にかこんなにいろいろな吉備団子が出来ているのですね。マスカットや桃はもちろんチョコまでありました。

桜人北へ北へと弘前城(さくらびと:晩春)

岡山の俳句がなかなか出て来ないので、どうしようかと悩んでいる時、ふとテレビを見ると弘前城はまだ五分咲きでそれでも今年は早い方だと言っていました。そこで私の友人に桜を追いかけて北へ北へと旅をしていた人がいたのを思い出しました。そう彼は季語にある桜人だなと思って4句目の完成です。


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