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花水木

今はちょうど花水木の季節ですね。遠くから見ると桜のように見えて、少し前の桜を思い出させてくれます。今回は鉛筆ゼロで筆だけで描いて見ました。花と葉っぱの大きさのバランスが微妙に違う気もします。この白やピンクの花弁と見える部分は実は花ではなくて蕾を包む葉っぱの変形したものだそうです。びっくりですね。では花はどこに?実は真ん中のゴチャゴチャっとしたのが蕾なんですね。

私が花水木と言う名前を知ったのは自分の家を建てた時のことで植木屋さんにこの庭なら花水木がいいですよと言われた時でした。その時に植木屋さんから日本がアメリカに桜の木を送ったお返しにアメリカからもらった花だと教えてもらいました。英語でアメリカンドッグウッド、なんで「犬の木」なのかなんてその時には調べることもありませんでした。

今回調べると英語名の由来としては17世紀にこの木の煮汁が犬の皮膚病治療に使われていたからと言う説がありました。別の説として古英語でdogは串を意味していてこの堅い木で串を作ったからという説もありました。私には後者の方がしっくり来ますね。

俳句は花水木が咲く近所の風景から始めようと思ったのですが、なかなか出て来ません。

散りゆくを気にもされずや花水木(はなみずき:晩春)

桜の散った4月の後半から咲き始め、目を楽しませてくれる花水木ですが、桜のように惜しまれて散っていくところを詠うなんてことは無い気がします。一斉に咲いて一斉に散る感じがないからでしょうか?川柳のようになってしまいましたが、実感ではあります。

花水木百年続きますように(同)

いやこれは流石にいかんやろ!でも一青窈はなんで「君と好きな人が百年続きますように」と言ったのだろう?俺のことは忘れて末永く君の好きな人と幸せになってくださいということ?いや俺は忘れてやるから気にしないで幸せになれってか。誰もあなたのことなんか気にしてませんよ〜。ちなみに花水木の寿命は80年くらいだそうです。

好きだよと言えず眺めし花水木(同)

きゃ〜!どういうこと!いや、なかなか句が浮かばないもんで遂に妄想の世界に入りました。こんなことがあるわけはありません。でも良く考えたら誰かに「好きだよ」って言ったことはあったのかな?

鼻水が止まらずパブロンなんでやねん(はなみず:三冬)

もうどうしても花水木の句が出て来ない!鼻水しか出て来ない!?なんでやねん!!

おしまい!!

花水木


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