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仁和寺の茶室・遼廊亭
今日の絵は仁和寺の茶室、遼廊亭です。緑は背景と考えて前ほど一生懸命に塗らないことにしました。敢えて少し白抜きのところもあります。侘び寂びの世界に少しでも近づけるようにコテコテはなしです。
さて私は茶道の経験もないし茶道の俳句も柄ではありません。茶室の見た目が隠居老人の住処のようにも見えるので隠居爺の俳句を詠んでみることにしましょう!いやいや、今までもそうでしたね。
さて隠居爺の俳句ですが、今回は初夏の季語「竹落葉」で行きます。
隠宅や風に迷いし竹落葉
隠宅や空に舞いたる竹落葉
竹落葉風に乗っかり我が家まで
家の近くには鬱蒼とした竹林があります。今の季節は風が吹くと竹の落葉が空高く舞い散ります。それが風に乗って我が家にもやって来ます。空を見上げると竹林の方向に竹にからむように竹落葉が舞っていました。まだ迷っているのか、それとも何処かに飛んで行きたいのか?
竹落葉遊び疲れし子らの背に
子らの背にふわり舞い散る竹落葉
竹落葉は高いところから結構離れたところにも飛んで来ます。子供の遊び場にも何時の間にか落ちて来て、子供たちと遊んでいるようです。竹落葉は同時に若葉が咲く季節でもあり、竹林を見上げると竹の先っぽにはうす緑色のきれいな竹若葉がもうしっかりと生えていました。さあ、これからは君たちの時代ですぞ。
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