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スケッチ 宇治橋

昔描いた水彩画を見ながらスケッチペンを使って描きました。まだスケッチと言うより縁取りのある水彩画ですね。まだまだ省略と強調の練習です。

去年の9月1日に俳句を始めて3日目に宇治橋の水彩画で1句だけ投稿していました。
「抹茶アイス細いうなじに光る汗」
と言う句でした。抹茶アイスで宇治の夏を、細いうなじで若い女性を表したつもりですが、臭い句ですね。抹茶と臭わせなくても宇治でいいですね。「細い」も女性を強調しているようですが、「うなじ」と言えばまず女性でしょう。

宇治橋や光るうなじの汗雫(あせ:三夏)

そもそもうなじにきらりと光るような汗をかくのでしょうか。うなじまで汗が噴いてきたらもう汗雫ですね。さて少しは進歩があったでしょうか。

宇治橋の擬宝珠もぬくむ春日和(はるびより:三春)

暖かくなって来ると冬の間、触ると冷たかった擬宝珠も春の日差しを浴びて温かくなります。春の訪れを感じた瞬間でした。ところで念の為に「擬宝珠・ぎぼし」を検索すると夏の季語として出て来ました。一瞬ビックリしましたが、これは擬宝珠と言う名前の植物のことなんですね。

走り茶の香りや茶舗の古暖簾(はしりちゃ:初夏)

走り茶とは新茶いわゆる一番茶のことです。宇治には古い暖簾の茶舗が多くあり、今だに引き継がれているのですね。私の友人もその一人です。

平等院低き藤棚腰痛め(ふじだな:晩春)

宇治の平等院は藤の季節には長い房の藤がたわわに咲いています。まっすぐ進めばいいものをつい腰をかがめては腰痛を悪化させます。でもまっすぐに歩くと間違いなく顔に当たりますよね。


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