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花棚に収まり切れぬ枝垂れかな

今日の絵は京都府立植物園近くの賀茂川沿いにある半木なからぎの道です。遅咲きの桜なので今でもまだ見られるかも知れません。地域の方の努力で棚が整備されているので、我々のようにいい季節だけここを訪れる人たちも桜の下をゆっくり歩いて花見をすることが出来るのですね。現地には募金箱があると思います。お越しの節は是非ご協力をお願い致します。

賀茂川の流れ木に咲く枝垂れ花しだればな

植物園の中には半木神社とは名ばかりの祠があります。その昔は流木ながれぎ神社と言う神社だったそうです。暴れ川だった賀茂川には流木が沢山流れ着いたのですね。多分洪水でたくさん死者も出たのでしょう。「ながれぎ」では縁起が悪いと思ったのか、いつの間にか「なからぎ」と呼ばれるようになったそうです。でも「流れ木に花が咲くか〜」ですね。

花棚に収まり切れぬ枝垂れかな

もとは桜の棚に大人しく収まっていたのかも知れませんが、今では棚を超えて賀茂川に向かって枝が伸びています。

最近、呆れてものが言えない話に出会ったのですが、やはりものを言いたいので書いておきます。少子化対策の一環として3年後の2026年度から出産費用の保険適用が始まると言うことです。少子化が問題となってもう何年たっているのでしょう。開いた口が塞がりません。今から16年前、娘が出産した時のことですが、予定が早まり急遽入院することになりました。幸い無事に出産は終わりましたが、退院にあたって50万円の出産費用が払えないと娘が言い出すのです。予定より早まった為、定期預金を下ろしていないし、市からの出産祝い金は出産後1〜2ヶ月してからしかもらえないとのことでした。仕方なく私が建て替えたのですが、恥ずかしながら、その時初めてお産は病気ではないので出産費用は保険適用出来ないのだと知りました。50万円を一旦立替られない人は子供を作れないのかと驚いたものでした。

あれから16年少子化対策として保険適用の検討はされていなかったのでしょうか。でも将来、保険適用することにしても多分、3割の個人負担は変わらないのでしょうね。なんで出産費用の無償化と言う話にならないのか不思議です。そんなことは少子化対策の一丁目一番地でしょう。今回の保険適用の議論の中で出て来たのが出産費用が地域によって大きく異なるのでまずは全国一律の出産費用を導入しないといけないと言うことだそうです。いい加減にせい!!です。本気で少子化対策をするつもりがあるなら個人負担や個人立替をなくし、出産費用は病院や助産婦が今個人に請求している金額を国に請求すればいいのです。その中に個室料金とか特殊な分娩法など資金に余裕のある人が選んだ費用があれば対象から除外すればいいだけの話です。「異次元の少子化対策」が聞いて呆れます。保険適用なんてつまらない議論をしてないで出産費用無料化を実現して欲しいものです‼️

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