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間人蟹(たいざがに)

いよいよ蟹の季節ですね。間人蟹って知ってますか?「たいざ」なんてきっと読めないでしょうね。京都は丹後半島にある間人港に上がった蟹だけに許される名前なのです。その為、数が少なく幻の蟹とも言われます。多分収穫の時期に港の近くの旅館に泊まらないと食べられないのかも知れません。その美味しいこと。さて、俳句ですが、ずわい蟹や松葉蟹は冬の季語ですが、蟹だけだと沢蟹の意味で夏の季語なんですね。えらい違いです。

間人蟹始め見せられハイテンション(季語:まつばがに:三冬)

間人蟹は季語ではないので厳密には「季語なし」かも知れませんが、間人蟹は実は松葉蟹のことなので季節感はたっぷりです。

蟹づくし悔し雑炊食い残し(季語:ぞうすい:三冬)

蟹ずくしを頼むと刺し身や蟹味噌、焼蟹、茹で蟹などなど腹いっぱいになり、最期に出る雑炊はめちゃくちゃ美味しいのに無念食べ残してしまいました。悔いが残ります。

美味求め雪降る海の漁師かな(季語:ゆき:晩冬)

鳥取で蟹を食べた時は雪が降り続き厳しい冬でした。そんな時でも漁に出て美味しいものを獲って来てくれる漁師さんに感謝した、そんな気持ちを詠いました。

ひれ酒に見立てて飲めり甲羅酒(季語:ひれざけ:三冬)

無理やり感がありますが、ひれ酒の季語を頂いて甲羅酒を飲んでみました。でも甲羅酒とても美味しかったですよ。

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