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守宮(やもり)

爬虫類が嫌いな人も多いと思うので、少しでも嫌悪感を和らげる為に子供の守宮を描きました。(漫画ではなく飽くまでリアルやもりです。)守宮は夏の季語で家守、屋守とも書きます。家にいる虫などを食べて家を守ってくれているのですね。

守宮は人の住まない田舎ではなく人の住んでいる人里にいます。守宮に似た生き物で名前もよく似たイモリがいます。でもイモリは両生類なので水辺に住んでいることが多く、特にお腹の赤いアカハラが有名ですね。

足元にぽたりと家守やもり旅の宿


老舗の温泉宿の廊下を歩いていると突然何かが落ちて来ました。ガラス戸にはぴったり吸い付く守宮ですが、木の天井だと滑り落ちることがあるのでしょうね。

ご近所のパン屋に屋守やもりいな蜥蜴とかげ


先日行きつけのパン屋に入ると床を何かが這っていました。このパン屋は守宮がいるのかと思いましたが、あの逃げ方からすると守宮でなくトカゲだったのかな?と思い直しました。

天井のヤモリ動かぬ旅の夜


インドネシアのチラチャップという田舎町のゲストハウスに泊まった時の話です。さあ寝ようとベッドに横たわり天井を見上げるとなんと2匹か3匹守宮が貼り付いていました。でも守宮はじっとしていて微動だにしません。まるで天井の模様のようでした。落ちて来たらいやだなと思いながらも追い払うのも面倒くさいのでそのまま眠りにつきました。

ガラス戸に家守が白い腹見せる


栃木の家では守宮が普通に住んでいました。家の外にいる守宮が窓に貼り付いてじっとしていました。家に入れて欲しいのか外の虫を探しているのか、分かりませんが、これが日常の景色ではありました。


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