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秩父の古い家

スケッチに色をつけるつもりでも、やはりフルバージョンに近くなってしまいました。これからは又、小さな紙に変えてみよう。
この絵は埼玉県秩父の旧家ですが、秩父は旧石器時代まで遡れるほと古い土地なんです。7世紀に武蔵国もここが本拠地で知知夫國造が支配していました。そう言えば和同開珎の和銅もこの近くですね。昔は武蔵と言っても関東平野の多くがまだ湿地帯だったので人は信州や甲州経由で武蔵に入ったのですね。そう言えば秩父の近くでは美味しい自然のかき氷屋も有名です。

春来る青木エディオン武甲山(はる:三春)

地方の都市はだいたい洋服の青山か青木、家電のヤマダやエディオンなどの看板塔が目立ち、後は高いものと言えば遠くに見える山々だけです。秩父もご多分にもれず、そんな景色が広がっていますが、武甲山はとても立派な秩父の広告塔です。4月からの新生活に向けて秩父のお店も賑わうのでしょうか?三段切りの塔塔塔です。

鄙の春蔵と屋敷に土埃り(はる:三春)

秩父に実家のある友人の家は昔ながらの農家ですが、ちゃんと立派な門があり、屋敷と蔵に囲まれた大きな庭はなぜか土がむき出しになっていました。農作業にはこの方が何かと都合がよかったのでしょうか。

双肩にカメラぶら下げ芝桜(しばざくら:晩春)
双肩にカメラ一面芝桜(同)

秩父の羊山公園の芝桜はあたり一面がピンクの絨毯となり、間違いなく一見の価値があります。いい写真を狙っておじさん達がいくつものカメラをぶる下げてあちらこちらへと動き回っていましたね。でも芝桜だけでは羊山公園の丘一面の芝桜には感じられないので不要な「ぶら下げ」をやめて「一面」です。

人の群れ汽笛轟く春秩父(はる:三春)

蒸気機関車といえば田舎のイメージですが、秩父はそれなりの都会です。復活した蒸気機関車には人だかりが出来て、乗るのにも一苦労です。でもあの汽笛の音が響き渡る時はなんとも言えないいい気分です。

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