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山吹や列定まらぬ園児の歩

今日は山吹の花です。東京にいる頃はほとんど意識したことがなかった山吹の花ですが、京都に来て初めて松尾大社の山吹を見た時には感激しました。それ以来、町の中でも咲いていることに気が付くようになりました。

山吹は万葉集にもたびたび出て来る日本人にはとても馴染みのある花で如何にも日本的な感じがします。そう言えば「山吹色」なんて色の名前にもありますね。でも山吹は日本だけでなく中国や韓国にもあるようですね。

山吹よ青き水路のしるべたれ

青々と茂る山吹の葉が水路を隠さんばかりに茂っていました。黄色い山吹の花よ緑に隠れて分かりにくい曲がりくねった水路の行方を教えてくれ、そして、ずっと咲いていてくれという句です。

山吹や列定まらぬ園児の

幼稚園児のお散歩は列に並んでと言ってもなかなか真っ直ぐにはなりません。それを見ていたら、松尾大社で咲いていた山吹を思い出してしまいました。それって園児の黄色い帽子のせいでしょうか?

山吹の花

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