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唇のクリーム舐めるカフェ長閑

苺を描こうとしたら苺は夏の季語でした。でも春の苺という春の季語もあるんですね。これはハウス栽培で出来た苺のことらしいですが、今は全てハウス栽培のような気もしますね。たまたま出てきた苺のショートケーキを描いて見ましたが、予想外に苦労しました。スポンジケーキみたいな生地の部分が全然表現出来ませんでした。

ショートケーキは大きなケーキを小さくカットしたのでショートケーキと言うのだと思っている人も多いと思います。でも本場イギリスやアメリカでは丸のままでショートケーキと言います。それもビスケット生地だったりパン生地だったりと色々です。ショートケーキのショートとは英語の「もろい」とか「サクサクした」と言う意味なんですね。でも他にも早く作れるから「ショートケーキ」だとか「ショートニング」を使うから「ショートケーキ」だとか諸説あるようです。

では苺のショートケーキで一句。でも甘い物好きな私です。結局ケーキ屋、カフェ、居間と三箇所の俳句になりました。

行きつけのケーキ屋今は春の色

ケーキ屋さんのショートケーキも春になるとピンクや明るい色のケーキが多くなる気がします。河原町に住んでいた頃は和菓子屋さんが経営するケーキ屋さんがあってカラフルなプチケーキが自慢でした。

唇のクリーム舐めるカフェ長閑のどか

苺のショートケーキとは限りませんが、唇についたクリームをぺろりと舐めている様子です。「カフェ長閑」が少し窮屈な感じもしますが、長閑が季語だし、場所も言いたいしで詰め込んだパフェ状態になりました。

苺乗るそろり箱から出すケーキ

買ってきたショートケーキを出す時は苺が乗っていてもいなくても慎重に箱から出します。いや本当は箱を外側に開ければ全然問題ないんですよね。

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