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六甲ケーブル

六甲山には若い頃には何度も行きましたが、何年か前に本当に久しぶりに六甲山からの景色を堪能しました。六甲山ホテルが休業中でしたが、いろいろと施設や建物が増えた気がします。私が昔よく行った会社の六甲山寮はバブル崩壊後に売却されていて今ではどこにあったのかもわかりませんでした。

スケッチはなんか汚い感じですね。もう少し色を大事にしよう。さて気を取り直して俳句です。

春のやま濃い牛乳に舌鼓(はるのやま:三春)

昔、神戸に住んでいた頃、毎朝、牛乳配達の自転車が坂道を重そうに走っていました。神戸の牛乳は東京より少し濃いような気がしました。でも六甲山のイメージのせいかも知れませんね。

冷たき手息で温め夜景かな(つめたし:三冬)

神戸の夜景を眺めているといつの間にか時が経ち、手も冷たくなって来ます。手を息で温めながら、そろそろ降りようかって感じです。

六甲山霞の海に浮かぶ船(かすみのうみ:三春)
六甲山はるか遠くに船のどか(のどか:三春)

六甲山から神戸港を眺めると春霞の海にぼんやり船が見えて長閑な風景です。船がぼんやり見えるのは霞のせいなのか、遠くのせいなのか、どちらかわからず両方残しました。

ケーブルカー軋む音たて登山口(とざんぐち:晩夏)

最後にケーブルカーの句も一つ。遠くから見ると可愛いケーブルカーも登山口で見ると結構迫力があります。そして構内には音も響き渡りますね。


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