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今日は野菜の日(831)らしいのですが、柿は木になるので野菜ではなく果物ですね。この絵の柿はヘタも見えないし、形も今ひとつ微妙です。四角いと甘柿、丸いと渋柿って感じがしますが、どちらつかずです。

柿はもともと自然界には渋柿しかなかったそうで、それを干し柿にするなんて日本人の食べ物に対するひたむきな努力には感心するばかりです。生で食べられる甘柿も日本で品種改良を重ねた結果です。そんな訳で柿と言えば日本と思っていましたが、世界の生産量で見ると圧倒的に中国が一番で次が一桁違って韓国、日本は三番目でした。なんでだろう?続いてアゼルバイジャン、ブラジル、ウズベキスタンと続きます。

西洋ではKakiとかFuyuuとか呼ばれることが多いようです。本来、英語ではパーシモンですが私にとってパーシモンと言えばゴルフのドライバーしか思いつきません。今はチタンヘッドなどの最新兵器に駆逐されましたが、昔はパーシモン製がいいドライバーの代名詞でした。

皮むきのさなかはみ出る熟柿かな


完熟の柿は皮を包丁でくわけにもいかず、がす感じですかね。ずるずるを中身が出て来て手はベタベタです。でも味は甘さ抜群で美味しいですよね。

身も味も全て和菓子の市田柿


南信州のブランド干柿である市田柿は今や高級品ですね。白い粉はブドウ糖なのでもちろん甘くて美味しいのですが、それが均等に出ていると更に美味しそうに思えます。実も滑らかで市田柿は旨いですが、俳句はどうにも上手くないですね。とほほのほ。

渋柿と知りて手を出す懲りぬ子ら


それは私ですと言いたくなります。美味しそうに見えるのでつい手を出しては痛い目を見ていました。子供の頃は本当に懲りずに柿がなっているのを見ると挑戦していましたね。こら~勝ってに人の柿を取るな~。


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