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どくだみの白鮮やかや散歩道

今日の絵は朝ドラの「らんまん」で主役の槙野万太郎(牧野富太郎)を演じている神木隆之介さんです。余り特徴がないお顔ですが、目尻が少しだけ上がっています。あとは鼻の形が特徴かも知れません。やや横に広がっている感じですがします。植物の絵については花だけでなく葉の形や出方などがとても重要です。どのあたりから茎が出るか葉が出るか、最近は道を歩いていてもそんなことが気になります。春から夏にかけて雑草(そんな名前の植物はいないですね。)にも小さな花が咲いているのに改めて気が付くようになりました。

朝ドラはあくまでドラマ・創作なので事実とは違う点もそれなりにあります。「らんまん」でも事実と違うことが色々あるようです。佐久間由依が演じているしっかり者のお姉さん「槙野綾」のモデルは多分は富太郎が正式に祝言を上げた許嫁の「牧野猶」だと思われます。結婚してすぐ富太郎は嫁を置いて東京に出ますが、猶はその後も峰屋(岸屋)をしっかりと守っていました。しかし富太郎の度重なる散財で家も傾きついに岸屋が破綻することになると実家に戻った富太郎は猶を岸屋の番頭と結婚させたそうです。もちろん当時、富太郎は東京で一目惚れした14才の菓子屋の娘と世帯を持っていました。ちなみに壽衛(寿恵子)との間には13人も子供がいたようで壽衛は15才で初めての子を産んでいるので最後の子は双子がいないとすれば38才以上の高齢出産ということになりますね。明治時代の倫理観・家族感は今のそれとはだいぶ違いますが、やはり朝ドラではそれなりの配慮があるようです。

どくだみの白鮮やかや散歩道

暦の上では夏と言ってもまだ散歩も出来ないほど暑くはありません。ハート型の葉の間からまだ汚れていない純白のどくだみが散歩道のところどころに咲いています。そんなとてもいい季節を詠って見ました。

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