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東福寺の通天橋

前に投稿した水彩画ですが、紅葉の季節なので又引っ張り出しました。まだ紅葉の描き方もわからなかった頃の絵です。と言っても今でもわかっている訳ではありませんが。

奥の方に見えるのが東福寺の通天橋です。実はこの通天橋から見る紅葉が最高なのです。そして橋から下へ降りて見ると紅葉の森に入り込んだように辺り一面紅葉で溢れています。実はこの絵を描いている側も橋の上なのですがここは地元の人も通る道にある橋なのでお金は取られません。

紅葉の海を見下ろす通天橋(季語:こうよう:晩秋)

通天橋の下は紅葉の渓谷になっていて、この橋は本堂と開山堂の間の渓谷を登り降りしなくてすむように出来たものなのです。その為、渓谷を見下ろすように紅葉を楽しむことが出来ます。紅葉はまさに海のように広がっていました。

紅葉狩り本堂は今人もなし(季語:もみじがり:晩秋)

紅葉狩りの人たちは押されるようにして混み合った通天橋から開山堂、渓谷へと進みます。でも肝心の本堂を訪れる人は僅かです。

塔頭の庭先ひとつ紅葉の木(季語:もみじ:晩秋)

大きな禅寺には隠居庵のような塔頭が数多くありますが、殆どが一般開放されていないお坊さんの住居です。門の前には玄関まで敷石があり、その両側に小さな庭があって、たいてい紅葉が1〜2本植えられています。

とんぼうや堂の手すりでひと休み(季語:とんぼう:三秋)

お寺も大きいとトンボも止まる場所がなかなか見つからないのか、やっとたどり着いた手すりに止まるとしばらく休ませろとばかりにじっとこちらを見つめていました。

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