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神戸の夜景

私が描いた唯一の夜景で納得出来るものではないのでどうしようか迷いましたが、勇気を出して掲載します。絵は遠近法と陰影で主に立体感を出しますが、夜景は全てが遠景の場合が多く、不規則な灯り以外の陰影もありません。写真では明かりが強すぎて形がよく分からないし、灯りそのものも大きく見えます。人間の目は瞬時に全体の露光を調節しますが、バカチョンのカメラではその調節が難しいです。と言い訳はこの辺にして

カラフルなセンター街に夏近し(季語:なつちかし:晩春)

三宮の駅からすぐそばにあるセンター街は普通の商店街とはちょっと違ってオシャレな感じがします。何故だろうと考えると普通の商店街にある惣菜屋とか八百屋みたいなものがないからかも知れません。履き倒れの神戸らしく靴屋が多いのはもちろんですが、ファッション・雑貨関係の店が多いからですかね。

布引に水の流れし涼気あり(季語:りょうき:三夏)

新神戸駅を山に向かって歩くと都会とは思えない雰囲気に包まれます。那智の滝、華厳の滝と合わせて日本三大神滝と呼ばれる布引の滝がなんと新幹線の駅から歩いて20分くらいで見られるのです。どうしても涼気を使いたくて季語の「滝」は水にしました。

立飲み屋長田の朝は浦祭り(季語:うらまつり:三秋)

震災の前の長田は小さな家がひしめきあっていて、酒屋さんでは店内で立ったままコップ酒を飲ませてくれるので朝から沖仲仕が赤ら顔で景気をつけていました。仕事を終えた人、仕事にあぶれた人、もともと働かない人などでお祭り騒ぎです。

まぶしさや生田神社の夜店どき(季語:よみせ:三夏)

生田神社の縁日はとても賑やかでワクワク感が半端ではありません。子供より大人の縁日ですね。

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